ヒューマンケアの事例紹介Example
依頼者不在の案件・依頼者了承を得た案件のみ掲載をしています
作業場所 | 賃貸マンション |
---|---|
依頼内容 | 汚染部の特殊清掃、室内の消臭消毒 |
作業時間 | 2週間 |
作業人数 | 延べ3名 |
作業料金 | 98,000円(税別) |
特別汚損の清掃はお任せください!
タイミングの悪いことに季節は暑い時季で、更に発見も遅れ、遺体はかなり腐敗。
肉体の大部分は、フローリングと一体化し、ベッタリと貼りついたような状態に。
頭部も然りで、カツラのごとく大量の頭髪が床に貼りついた状態で残留していた。
当然、フローリングには腐敗体液が浸透し、木材も腐食。
表面を特殊清掃したところで、元には戻せない。
また、著しい悪臭も充満。
害虫も大量発生し、そこら中、羽化を待つハエの蛹がゴロゴロ。
天井壁クロスには異臭が充分に染み着いているし、あちこちにハエの糞が付着して不衛生極まりない状態だった。
床材・天井壁クロスの再生は、はじめから諦めてもらうしかなかった。
ただ、その辺のことは素人でも察しがついていたみたいで、遺族もすんなり了承。
とりあえず、部屋の状態を、内装改修工事ができるくらいまでもって行くことに。
併せて、改修費用を抑えるため、工事内容ができるかぎり小規模におさまるよう、消臭消毒も徹底的にやることになった。
精神的にも肉体的にも、最も難儀したのは、やはり、遺体汚染の特殊清掃。
エアコンを使いたくても電気が止められており、それも叶わず。
また、どんなに暑くても、どんなに臭くても、窓を開けることもできず。
遺体痕をきれいにすることはもちろん、自分が熱中症にならないように注意する必要もあった。
やれるところまでやっても、床には遺体痕が、部屋には微異臭が残留。
とはいえ、当初の予定通り、内装改修工事に着手できる状態にまではもっていくことができ、大家や遺族ともども一息つくことができたのだった。
ヒューマンケアの事例紹介Example
解体 内装工事 特殊清掃 遺品整理 消毒・消臭
玄関の特殊清掃と消臭事例まとめ編⑪
住人が賃貸物件の玄関で亡くなり、しばらく放置されてしまった案件。
人生の終わりは、いつ どこで どういうかたちで訪れるかわからない。
相対的な確率で考えると、「老人や傷病の床にある人の方が亡くなりやすい」と言えるのかもしれないけど、それは絶対的なものではない。
言うまでもなく、特に病気もケガもない赤ん坊・幼児・子供・若者だって、常に、命を失う可能性をはらんで生きている。
事実、事件・事故・自然災害・戦乱などで、命を落としている人のニュースは、日々、途絶えることがない。
こういった特段の事情のない、日常生活においても同様。
体調が急変して亡くなった事案では、「昨日まで元気にしていたのに・・・」「さっきまでフツーにしていたのに・・・」といったケースがざらにある。
本件でも、故人は、亡くなる直前まで健常に暮らしていたはずで、実のところ、その死に一番驚いているのは、亡くなった本人なのかもしれない。ゴミ屋敷清掃 消毒・消臭 害虫駆除
特別汚損事例まとめ編⑨
部屋の住人が大量のゴミを溜めてしまった「ゴミ部屋」の案件。
こういう現場も特殊清掃の対象となるのだが、この「特殊清掃」という言葉は、十数年前、もともと当社が考案して使い始めたもの。
そして、こういった、一般生活で発生するような汚れではなく、特殊な事例で、かつ重度の汚染のことを、当社では「特別汚損」といった用語で表している。
その、特別汚損の現場としては、孤独死現場が代表格のような印象を受けるかもしれないが、実のところ、ゴミ部屋・ゴミ屋敷も少なくない。
以前はきれいだったのに、今は、汚くなっている・・・
意外なところにゴミが溜まり、意外な人がゴミを溜めている・・・
「身近なところにはない」と思っていても、実は、身近なところにあったり、「そんな知り合いはいない」と思っていても、実は、ゴミ部屋の主と知り合いであったりすることもあるかもしれない。
ただ、気づいていないだけで。


