ヒューマンケアの事例紹介Example
依頼者不在の案件・依頼者了承を得た案件のみ掲載をしています
作業場所 | 賃貸アパート・2DK |
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依頼内容 | 汚染畳の処理、残置物の梱包搬出、簡易消臭、衛生消毒 |
作業時間 | 延べ7日 |
作業人数 | 延べ4名 |
作業料金 | 118,000円(税別)残置物処分費は別途 |
孤独死現場の片づけはヒューマンケアにお任せください!
遺体は、腐敗はそれなりに進行。
畳には、大きな遺体汚染が広がり、部屋中に異臭が充満。
ただ、外部への異臭漏洩はなく、ハエも少数で、幸い、近隣から苦情はきていなかった。
依頼者は、このアパート管理する不動産会社。
大家は、アパートの隣に居をかまえていたが、顔を出してこず。
大切な自分の財産(不動産)で起こったことだから気にはなりつつも、人の死に関わることだから、直接的には関わりたくなかったのだろう。
故人がどうこうということではなく、「死」というものは忌み嫌われやすいものだから仕方がない。
で、管理を任せている不動産会社に事の始末を一任していた。
残された家財を確認すると、全体的に質素。
ただ、独身者用にしては、やや大きすぎる冷蔵庫。
押し入れには、一組あれば充分のはずの布団も、何組か収納。
一人暮らしのわりに家財は多く、このアパートに越してくる前は、もっと広いところに住んでいたことが想像された。
遺体の腐敗は軽くなかったものの、特殊清掃は、それほど困難なものにはならず。
遺体痕は畳ごと処分するしかなく、表面に付着した遺体残留物をできるだけ除去。
浸み込んでしまったものは除きようがないのでそのまま。
畳ごとビニールに巻いて撤去。
床板にも若干のシミが発生していたが、これは部分的な改修工事で処理した。
人生には、色々なことがある。
いいこともあれば悪いこともある。
かつては、故人にも家族があり、人並の家に暮らしていたのかもしれなかったが、最期は一人きり。
結局、最後まで近しい身寄りは現れず、何ともいえない寂しさを引きずったまま、作業はひっそりと終わったのだった。
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