ヒューマンケアの事例紹介Example
依頼者不在の案件・依頼者了承を得た案件のみ掲載をしています
作業場所 | 分譲マンション |
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依頼内容 | 汚染部特殊清掃、遺品整理、不要物の梱包搬出、室内消臭、消毒 |
作業時間 | 延べ2週間 |
作業人数 | 延べ6名 |
作業料金 | 178,000円(税別)家財処分費は別途 |
孤独死のあった室内消臭はヒューマンケアにお任せください!
そこは故人所有のマンション
放置された日数はそれなりに長く、遺体は、生前の面影をとどめることなく腐敗。
本来は固肉だったものまで液化し、そこからは大量の腐敗体液が流出。
著しい悪臭とともに床に広がっていった。
床材は、畳でもなく、木製フローリングでもなく、カーペットでもなく、プラスティックシート。
水分を防ぐ能力は高く、腐敗体液は浸透することなく、ただただ流れ広がるのみ。
腐敗体液には多くの脂分が含まれており、ベトベト・ヌルヌルの状態で、踏むと滑りやすい。
また、純粋な脂は、多少、黄色がかってはいるものの、透明で目視しにくい。
だから、特殊清掃をするからには、作業対象を定める必要がある。
そのため、目を近づけたり触ったりして汚染範囲を特定し、相応の処理を施した。
生前の故人は、きれい好きで几帳面な人だったよう。
部屋は、自分好みにコーディネートされ、家具や調度品もきれいに配置。
全体的な色合いも、自分の嗜好に合わせていたよう。
遺体痕と、そのニオイさえなければ、とてもオシャレな空間。
しかし、残念ながら、人一人が亡くなって放置されただけで、それらはすべて台なしになってしまう。
故人の気持ちを察すると極めて不本意と思われたが、人間は「死」を前にしては無力なもの。
「仕方がない」と諦めるほかなく、あとは、できるかぎり、死の痕を消すのみだった。
幸い、特殊清掃後の床には、目立った痕は残らず。
また、人工的に消臭した部屋のニオイは、「自然なニオイ」と言い切れるものにはならなかったが、少なくとも「クサい」という次元からは脱出。
とにもかくにも、故人が生きていてこその部屋だったわけで、本人がいなくなったからには、もう、あとは、相続人の手で事務的に処分されるのを待つだけだった。
それでも、一時的にでも、部屋を故人好みのオシャレな空間に戻すことができた。
作業後、独りよがりを承知で、「少しは故人の役に立てたかな・・・」と思えた現場だった。
ヒューマンケアの事例紹介Example
ゴミ屋敷清掃 消毒・消臭 害虫駆除
ゴミ部屋・ごみ屋敷事例まとめ編②
そこに暮らしていた住人が、部屋に大量のゴミを溜めてしまった案件。
世の中には、ゴミ屋敷・ゴミ部屋と言われる家や部屋は意外と多い。
TVに出てくるような派手なゴミ屋敷でなくても、ベランダにゴミが山積みになっていたり、窓越に見える室内にゴミがうず高く積まれていたりと、ひょっとしたら、街々のどこかしらで、そんな光景を目にしたことがあるのではないだろうか。
一般的には、「ゴミを溜めてしまうのは、異質な人間」、また、「ゴミ部屋やゴミ屋敷は、別世界の珍事」と考えている人が多いと思うけど、街の家々にあるゴミの光景は、実は、「ゴミを溜めてしまうのは、世の中で、それほど異質な人ではなく、ゴミ部屋・ゴミ屋敷は、それほど珍しい存在ではない」ということを物語っているのかもしれない。


