ヒューマンケアの事例紹介Example
依頼者不在の案件・依頼者了承を得た案件のみ掲載をしています
作業場所 | 賃貸アパート |
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依頼内容 | 汚物の梱包処理、特殊清掃、ウジ駆除、不要物の梱包搬出、室内の消臭消毒 |
作業時間 | 延べ3週間 |
作業人数 | 延べ6名 |
作業料金 | 228,000円(税別)ごみ処分費別途 |
汚物の梱包
家財の梱包
家財の搬出
特殊清掃
孤独死部屋の処理はヒューマンケアにお任せください!
発見は遅れ、遺体は腐敗。
それを原因とする汚れは床に広がり、腹をえぐるほどの異臭が部屋に充満。
驚くほどではなかったが、いくらかの害虫も涌いていた。
もちろん、遺体を搬出したのは警察で、それが彼らの仕事。
仕方がないこととはいえ、部屋が汚れることや散らかることは眼中にない。
そのせいもあって、遺体による“汚れモノ”は、そこら中に散乱。
遺体の周辺にあったカーペットや座椅子、衣類や食品にまで汚染は拡大していた。
遺体系腐敗物はフローリングにも広く付着。
時間経過とともに凝固している部分もあり、そう簡単には除去できず。
ペリペリと削れる部分もあれば、ネットリとまとわりついている部分も。
また、少量とはいえ、床材の目地にも入り込んでいるため、それも掻き出す必要あり。
しかも、それをしても、床は元には戻らないわけで、そういう意味では達成感はいまいちな作業であった。
年齢はそれなりに高かったが、特段の持病はなかったよう。
誰かの世話も必要とせず、一人で生活を成り立たせていた。
この故人にかぎらず、老若男女、人の命なんて、いつどこで途絶えるかわからない。
とはいえ、大きな病気やケガがないところでは、何の前触れもなく、いきなり命が途絶えることを想像するのは難しい。
他の孤独死と同様、自分でもわけがわからないうちに、故人の命の灯は消えていったものと思われた。
人間は、「死」に対しては無力なもの。
早かれ遅かれ、寿命という摂理には従わなければならないときがくる。
「明日は我が身」とまでは思わなかったけど、そのくらいの意識は、常に頭の隅に置いておくべきなのではないかと思ったのだった。
ヒューマンケアの事例紹介Example


