ヒューマンケアの事例紹介Example
依頼者不在の案件・依頼者了承を得た案件のみ掲載をしています
作業場所 | 住宅地に建つ一戸建 |
---|---|
依頼内容 | 汚染部の特殊清掃、汚染畳の処理、家財の梱包搬出、消臭 |
作業時間 | 延べ3週間 |
作業人数 | 延べ7名 |
作業料金 | 287,000円(税別)ごみの処分費は別途 |
孤独死部屋の片づけはお任せください!
長く一人暮らしをしており、近隣の人もそれを承知。
ただ、家に上がり込んで共に過ごすほど親しくしていた人はおらず。
和室で倒れ、そのまま息を引き取ったのだったが、その異変もすぐには察知されなかった。
誰しもそうだが、精神力や体力は加齢にともなって衰えていくもの。
若い頃は、当たり前のようにこなしていた家事も、当たり前のようにはできなくなる。
故人もそうだったのだろう、家の中は、結構な汚れ具合。
また、掃除だけでなく、片付けや整理整頓も同様。
「ゴミ屋敷」という程ではなかったが、室内には不用品やゴミっぽい物がたくさん放置。
部屋の広さに対しては多すぎる量のモノが雑然と置かれ、また、散乱。
これは、怠惰からくるものではなく、身体が言うことをきかなくなってくるのだから仕方がないものと思われた。
作業の依頼者は、故人の子息。
常々、高齢独居の故人(母親)のことを気にかけてはいたものの、離れたところに暮らしているため、世話を焼くにも限界があった。
急死だったのか、しばらく具合を悪くしていたのかは不明ながら、そんな中で、故人は死去。
肉体は腐敗するまでには数十日も必要はない。
温度や湿度にもよるけど、数日もあれば腐敗はかなり進行してしまう。
で、故人の肉体も、かなり深刻な状態になるまで腐敗してしまった。
始めに取り掛かったのは特殊清掃。
まず、遺体液で汚染されたモノを撤去。
それから、畳の表面に付着した不衛生物を除去。
そして、畳を上げて、ビニールで梱包。
当然、その下の床板も汚れており、後日の解体を前提として清掃・消毒と防臭処理を実施した。
これは、あくまで一次的な作業ではあったが、一連の作業は手際よくやれ、依頼者は、その仕事ぶりを褒めてくれ、それは、その後に続く作業の信頼にもつながったのだった。
ヒューマンケアの事例紹介Example


