特殊清掃「戦う男たち」雨風を更新いたしました。
水無月も半ばになり、真夏への助走が始まっている。
待ち望んでいたわけではないが、昨日、やっと関東の梅雨入りが発表された。
ま、梅雨に入っていようといまいと、もう充分にムシムシしているから関係はないが。
しかし、不快な時節も、移ろう季節の一幕だと思えば趣があるというもの。
幸いにも、この時季ならではの紫陽花が、去年と同じ場所にきれいに咲いている。
生まれたばかりの可愛いカタツムリも、踏んでしまわないよう気をつけないと。
ただ、そんな趣とは裏腹に、この心身は疲れ気味。
夏が大好きだった10代の頃は、とっくに幻。
これからやってくる酷暑を思うと、更に気分はゲンナリ。
生来の怠け心が、にわか仕立ての勤勉さを易々と押しのける。
とにかく、今年もまた、避暑地にでも行かないかぎり避けて通れない夏は、充分な休養とこまめな水分補給を心掛け、どうにかこうにか乗り切るしかない。
昨夏に続いて今夏もコロナウイルスがいる。
しかも、「変異種」といわれる強力な奴が。
緊急事態宣言も延長され、病床も経済もマズイ状況が続いているし、イギリス型とインド型が合体した?更に強いヤツも出現したらしいし、これから、もっとマズイことが起こるのではないかと気が気ではない。
ただ、ワクチン接種が身近なところに近づいてきている。
まだ現実味を感じるには程遠いけど、「今秋までに」という政府の目標をアテにして踏ん張りたい。
オリンピック開催予定まで、あと一ヶ月余。
この期に及んでも、開催の可否が決まっていない。
コロナのせいとはいえ、そんな優柔不断なことでいいのか。
私は、開催中止派だから、そっちの方へ考えが偏っているが、あえて言う。
「やめといた方がいいんじゃない?」「いい加減、諦めたら?」
試算によると、オリンピック中止より緊急事態宣言の方が経済損失は大きいらしい。
立場上「開催する!」としか言えない人も多いのだろうし、下々の者にはわからない大人の事情があるのだろうけど、開催に固執することは全体の利益に反する。
今だって、苦しんでいる人は多いのに、その上で、わざわざ災難を呼び込むようなマネはやめてほしい。
「中止になったら、ここまでがんばってきたアスリートが報われない」といった声もそう。
それはそうだろうけど、がんばっているのはアスリートだけではない。
国の名誉を背負っているわけではないし、世闇を照らす希望の光にもなれいかもしれないけど、名もなき多くの庶民も、自分のため、家族のため、必死に耐え、一生懸命がんばっているわけ。
オリンピックに出る人達の“汗と涙”だけに焦点をあわせた特別扱いには、疑問を抱かざるを得ない。
IОC・JОC・東京都・組織委員会等々、どこまでコロナ禍と世間の雨風に耐えられるのか、もはや、五輪の理念はどこへやら、金と利権に執着する醜態しか見えてこない。
と言いつつも、開催賛成派の人達にも言い分があるわけだから、その意見にも耳を傾けるくらいの客観性も大切だと感じている。
共に闘うべきコロナも、共に楽しむべきオリンピックも、今や、論争のネタにしかなっておらず、このままでは、日本の空は一向に晴れないから。
訪れた現場は、街中の商業地近くに建つマンション。
間取りは1K。
故人は、生活保護の受給者。



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