ヒューマンケアの事例紹介Example
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特殊清掃 消毒・消臭
公営団地における孤独死現場 特殊清掃事例92【埼玉県富士見市】
公営団地の一室において発生した事案で、団地管理を行う管理会社より、台所部分に限定した清掃および廃棄物撤去の依頼を受けたものである。
対象となる居室には70歳代の男性が単身で居住しており、年金収入と警備業務のアルバイトにより生計を立てていた。
発見時の状況から死後経過日数はおおよそ7日程度と推定され、発見現場は台所であり、対象者は同所で倒れた状態のまま死亡していた。
遺体搬出後の室内には体液の滲出による汚染が床面を中心に確認され、特に倒れていた位置周辺において顕著であった。
また生活環境として、食べ残しや食品容器等の可燃ごみが散乱しており、加えてビールおよび酎ハイの空缶が多数放置されている状況であった。
これらの廃棄物は一定期間放置されていたとみられ、腐敗臭およびアルコール臭が混在した状態で室内に滞留していた。
作業範囲は管理会社の意向により台所部分に限定されており、主な作業内容は体液汚染のある廃棄物の撤去、床面および周辺の清掃、ならびに簡易的な消臭および消毒処理である。
予算は10万円以内と定められていたため、作業工程および使用資材については必要最低限かつ効果的な内容に調整した。
手袋、防護服、マスク等の個人防護具を着用し、安全および衛生面に配慮した上で作業に着手した。
まず室内に散乱していた食品ごみ、容器類、空缶等の分別および回収を実施し、体液が付着している可能性のある物品については通常の廃棄物と区別した上で専用袋へ密閉し、二次的な汚染および臭気の拡散防止を図った。
続いて床面の清掃作業を行い、台所床材のうち体液の浸潤が認められる範囲を中心に専用洗浄剤を用いた拭き取りを実施した。汚染範囲は限定的であったものの、経過日数に伴う臭気成分の付着が確認されたため、洗浄後には消毒用薬剤による除菌処理を行い、衛生状態の回復を図った。
消臭対応については予算制約を踏まえ、本格的な機材は使用せず薬剤噴霧による簡易処理とし、清掃後の空間に対して消臭剤を散布することで臭気の軽減を図った。本処理は完全な無臭化を目的とするものではなく、短期間での原状回復補助としての対応である。
作業はおおむね半日程度で完了し、台所部分における視覚的な汚染および顕著な臭気については一定の改善が確認された。回収した廃棄物は適切な処理ルートにて処分を行い、現場は必要最小限の状態に整理された。
本件は作業範囲および予算が限定されている条件下での対応であったが、優先度の高い体液汚染箇所への処置と衛生環境の確保に重点を置くことで、管理会社の求める最低限の原状回復に対応した事例である。
| 作業場所 | 公営団地 |
|---|---|
| 依頼内容 | 特殊清掃、簡易消臭消毒 |
| 作業時間 | 5時間 |
| 作業人数 | 2名 |
| 作業料金 | ― |
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ゴミ屋敷清掃
ゴミ部屋・ごみ屋敷事例まとめ編㉗
住人が自宅にゴミを溜めてしまった案件。
一件は賃貸マンションで、根本的な原因は、住人の怠け癖だと思われた。
もう一件は分譲マンションで、老齢と持病による体力の衰えが一因だと思われた。
どちらにしろ、この状況を放っておいていいことはない。
状況は悪化する一方で、その後始末は困難になるばかり
このままにしておくとどうなるか、先が見えているわけだから、どこかのタイミングで片付けるしかない。
とは言え、ゴミを溜めた本人が、そのキッカケをつくるのは難しい。
抗いようがない外からの要因がないと、そう簡単に行動に移せるものではない。
ただ、そういったキッカケが「有る」のと「無い」のでは、その先の明暗が、まったく異なるわけで、大袈裟な言い方になるが、「運命の分かれ道」にもなりかねないのである。









