ヒューマンケアの事例紹介Example
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ペット臭 特殊清掃 消毒・消臭
ペット飼育と孤独死現場の消毒消臭事例まとめ編④
ペット飼育と孤独死の現場で消毒消臭を請け負った案件。
どちらとも、特段の汚染や異臭はなく、特に問題があるようには感じず。
しかし、世の中に「潔癖症」や「神経質」な人がいれば、その逆の人もいるように、衛生的な感覚については、人それぞれの感性がある。
この類のことは、きわめてデリケートなもので、「正しい」とか「間違っている」とかで判断できるものではない。
気にならない人にとっては気にならないが、気になる人にとっては気になって仕方がないのである。
したがって、「消臭」とか「消毒」といった作業は、依頼者の感性に合わせる必要がある。
とは言え、Before・Afterの違いを、ハッキリと目に見えるかたちで示すことが困難なものでもある。
だからこそ、依頼者の要望を細かく聞くことはもちろん、依頼者が言葉でうまく説明できない部分を汲み取って作業プランに反映させること、及び、丁寧に作業内容を説明し、納得してもらった上で施工することが大切なのである。
①孤独死現場の消臭消毒【東京都江東区】
衛生面でお困りの方、ご相談ください!
現場は古い木造アパートの一室。
そこで高齢の住人が孤独死。
遺体は、布団に横になった状態。
発見されるまでは数日を要したが、寒冷な季節だったこともあり、遺体は多少の乾燥と変色が発生したのみ。
特段の異臭や害虫も発生せず、敷布団に薄いシミができたくらいのことで、その下の畳も無キズで済んでいた。
それでも、遺体が数日放置された事実には変わりはない。
いくら汚染や異臭がなくても、大家は、そのことが引っ掛かっているよう。
それで、当社にルームクリーニングと衛生消毒を依頼。
受けた当方は、大家が不安に感じていることと費やせる予算をきいて、それに合わせた作業を思案。
部屋の状態は、多額の費用をかけなければならない程でも、長い工期を必要とする程でもなく、
それでも、大家が安心できるレベルの作業をプランニングした。
どちらにしろ、遺体が原因の異臭や汚損はほとんどない現場。
どちらかというと、建物の経年劣化の方が問題に思えるくらい。
したがって、第三者が、作業のBefore・Afterの違いをハッキリと感知しにくい。
だからこそ、作業内容の説明と合意が大切。
当社は、その辺のプロセスを重視しているため、できるだけ丁寧に作業内容と予見される作業成果を説明。
更に、使用する薬剤とその用法、また、使用する機材とその作用までも伝えながら、作業(契約)内容を協議。
そうして、双方、合意に至り、契約成立となった。
本作業では、アルコール系薬剤・塩素系薬剤・オゾンガスを使用。
これらは、環境や人体へのリスクが低いうえ、消毒に関する効果・性能は高い。
「消毒における三種の神器」といっても過言ではないレギュラーメンバー。
重症な現場ではもちろん、色々な場面で活躍している。
もちろん、使用法・使用時期・使用量などは、これまで積み上げてきた経験から生み出されたノウハウによって決めるのだが、現実には、通り一辺倒のマニュアルでは成果を出しにくいことも多く、結局のところ、現場の状況に臨機応変に合わせないと作業が進まないことも多い。
作業後、当初、依頼者に説明通り、見た目や臭気に特段の変化は認められず。
しかし、「ハッキリとした変化は感じられないはず」とキチンと説明していたからこそ、トラブルにはならず。
それどころか、その説明が信頼度を高めたようでもあり、「やってもらってよかった!」と大家は喜んでくれたのだった。
作業場所 | 古い木造賃貸アパート |
---|---|
依頼内容 | 消臭薬消毒剤噴霧・オゾン機設置 |
作業時間 | 延べ2週間 |
作業人数 | 3名 |
作業料金 | 88,000円(税抜き) |
江東区周辺の対応地域
大田区 品川区 港区 中央区 墨田区 江戸川区
②犬臭消臭消毒【東京都大田区】
ペット臭でお困りの方、ご相談ください!
現場は築浅のきれいな一戸建。
当方が訪れた時点では、誰も暮らしておらず空家。
前の住人は、仕事の都合で遠方に転居したよう。
併せて、もう、当地に戻ってくる予定はなく、この不動産は売却となった。
売りに出されてからほどなくして買い手がつき、売買契約は成立。
依頼者(買主)は、物件を充分に調査・確認し、慎重に検討したうえで買うことに決めたのだが、気になることがあった。
それは、衛生面と臭気。
前の住人は、かつて家の中で犬を飼っており、依頼者はそれが気になるよう。
ただ、既にハウスクリーニングは施されており、内装や建具に目立った汚染痕や損傷はなし。
あくまで当方の個人的感覚ながら、犬などの動物臭も感知せず。
人間一人一人に体臭があるように、どこの家にも、その家特有のニオイはあるものなのだが、い依頼者は、この家に漂う「他人のニオイ」に違和感を覚え、それを受け入れるのが困難なようだった。
そこで、依頼されたのが、入居前の消毒消臭作業。
提案したのはし、アルコール系薬剤で消毒、塩素系薬剤で消毒消臭、そして、オゾンガス燻蒸で消毒消臭。
薬剤は、性能だけでなく、人体へのリスクも考慮し選定。
そして、念には念を入れて、これを、家の一部だけではなく全室に渡って実施することに。
ただ、液剤を使い過ぎると内装を傷める可能性もあるし、湿気を帯びた部分からカビが発生する危険もある。
また、薬剤臭や消毒臭が しばらく残留してしまうおそれもある。
したがって、作業内容だけでなく、作業結果のメリットとデメリットも細かく説明した。
しかし、依頼者は、それを承知のうえで、充分な作業を希望。
Before・Afterで、目に見えるほどの差が確認できなくても、「専門業者により消毒消臭は実施済み」という安心感を得たかったよう。
その要望を汲んで、軽症の状態に釣り合わないくらいハードな作業を実施した。
作業直後は若干の作業臭が残留。
また、想定通りのこととはいえ、ある程度の湿気もこもってしまった。
ただ、それは、依頼者(買主)にとって問題ではなし。
「充分に消毒できた!」と思えたようで、満足こそすれ不満はなさそう。
抱いていた不安が払拭でき、作業が終わると、「これで気持ちが楽になりました!」「迷うところはありましたけど、やはり、お願いしてよかったです!」と満面の笑みを浮かべてくれたのだった。
作業場所 | 築浅一戸建て |
---|---|
依頼内容 | 犬臭消臭・衛生消毒 |
作業時間 | 延べ3日 |
作業人数 | 2名 |
作業料金 | 99,000円(税抜き) |
大田区周辺の対応地域
江東区 品川区 目黒区 世田谷区 神奈川県川崎市
ヒューマンケアの事例紹介Example
特殊清掃 遺品整理 消毒・消臭
孤独死した室内の特殊清掃事例まとめ編㉛
住人が孤独死し、発見が遅れ、その遺体が深刻な状態になってしまった案件。
二件とも、自己所有の一戸建で、亡くなった場所は和室。
当然、敷かれていた畳は酷く汚染され腐食。
著しい悪臭と害虫も発生し、そのままでは遺族も立ち入れないレベル。
しかしながら、それは、故人が意図したことではなく、もちろん、悪意もない。
ある種の不可抗力、抗いようのない自然現象。
また、我が身を顧みると、“老い”も“死”も他人事ではない。
凄惨な現場につき作業も過酷なものになるため、頭も身体もそっちへもって行かれやすい。
しかし、そればかりに気をとられてはいけないように思う。
アカの他人であり、ただの業者であるわけだから、遺族と同じように、その死を悼むことはできないけど、少しでも、その死を厳粛に受け止める心を持ち続けていくことが大切なのではないかと思うのである。特殊清掃 遺品整理 消毒・消臭
孤独死した遺体が腐敗してしまった事例まとめ編㉚
住人が孤独死し、その遺体が重度に腐敗してしまった案件。
動物でも植物でも、命を失ったものが物理的に朽ち果てていくのは自然の理。
それは、ウジやハエ等の虫をはじめ、細菌やバクテリア等の微生物、つまり、“新たに生まれた命”による業。
その環境があれば、人間の肉体も、“彼ら”の手を借りて土に還ることができるのだが、わが国の葬法は火葬が主体であるから、現実には、難しいところがある。
ましてや、孤独死の後の腐乱となると、厳粛に火葬することすらままならないことが多い。
人が死ぬことも、その肉体が朽ちていくことも、自然の摂理であり、自然の現象なのだが、それを冷静に受け入れることができないのも、また人。
ただ、生まれること、生きること、死ぬこと、すべて“生命の営み”なのだから、現場の凄惨さばかりに心を奪われることなく、人の人生を大切に想うようにしていきたいものである。特殊清掃 遺品整理 消毒・消臭 害虫駆除
賃貸物件孤独死事例まとめ編⑯
部屋に住人が孤独死し、そのまま時間が経ってしまった案件。
現場は、二件共に賃貸マンション。
人には、それぞれ、自分ではコンロトールしようがない「寿命」というものがある。
また、「死」というものは、本来、時期も場所も選べない。
同じ自宅での孤独死でも、そこが自己所有の家なのか、または賃貸物件なのかによって、その後の事情は変わってくる。
「所有or賃貸」の「メリットorデメリット」は拮抗していると言われているが、孤独死が発生した場合は、賃貸物件の方が、デメリットが大きく現れてくる。
当然、住人側にとって賃貸物件は、制約が大きく、退去期日、原状回復、家賃補償など、こちら側の一存だけで進めることはできず、大きな負担を強いられることも少なくないのである。


