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遺品整理
離婚した元夫の遺品整理と残置物処理事例100【神奈川県秦野市】
依頼者は50歳代の女性で、作業内容は10年以上前に離婚された元夫の遺品整理および賃貸アパート内の残置物撤去であった。
故人とは長期間にわたり交流がなく、入院していた事実についても把握されておらず、病院で亡くなられた後に関係各所を通じて連絡が入ったとのことである。
故人には相続権のあるお子様がいたものの、全員が相続放棄の手続きを行っており、ご依頼者自身も法的な連帯保証人ではなかった。
しかし、「離婚後も完全に無関係という気持ちにはなれず、最後くらいは自分で整理してあげたい」という考えから、室内整理と退去に向けた対応を進めることを決断された。
現場は築年数の経過した賃貸アパートの2DKで、長年一人暮らしをされていた形跡が残っていた。室内には生活用品や日用品、衣類、書類、雑誌、家電類などが大量に残されており、全体的に物量の多い状態であった。床面には日常的に使用されていた物が積み重なり、家具や収納の内部にも細かな物品が詰め込まれていたため、一般的な遺品整理というよりは、いわゆる「プチゴミ屋敷」に近い状況であった。通路部分も狭くなっており、搬出経路を確保しながら慎重に作業を進める必要があった。
依頼者は離婚後長年にわたり故人と接点がなかったため、室内にどのような物が残されているのか全く把握されておらず、現地確認の際には「ここまで荷物が多いとは思わなかった」と驚かれていた。また、突然の訃報と整理対応が重なったことで精神的負担も大きく、「何から手を付ければいいのかわからない」という状況であったため、作業前には室内状況の確認と必要手続きについて説明を行い、整理作業の流れや貴重品探索、必要書類の仕分け方法について打ち合わせを実施した。
作業当日は、まず玄関から各部屋までの動線を確保し、搬出可能な状態を整えるところから開始した。キッチン周辺には食品容器や調理器具、未開封の生活用品などが多数残されており、一部には長期間放置されていた物も見受けられたため、可燃・不燃・資源物に分類しながら整理を進めた。冷蔵庫内部についても確認を行い、腐敗物や生活ゴミを適切に分別したうえで撤去した。台所は物量が多かったものの、公共料金関係の書類や通帳類が混在していたため、一点ずつ確認を行いながら慎重に対応した。
和室には衣類や寝具、古い雑誌、段ボール、収納ケースなどが多数積み上がっていた。押入れ内部には長年保管されていたアルバムや写真類、古い契約書類なども残されており、依頼者へ確認を取りながら必要品と処分品の仕分けを進めた。離婚後長期間が経過していたことから、依頼者自身も故人の私物について判断が難しい場面が多かったが、相続放棄後であることを踏まえ、形見として最低限残しておきたい物のみを選別する形となった。
また、故人は入院前まで単身生活を続けていたため、生活スペースには日用品が雑多に残されており、家具の隙間や収納内部から現金、小銭、印鑑、金融関係書類なども発見された。これらについては都度依頼者へ報告し、確認後に保管対応を実施した。賃貸物件であることから、退去期限や管理会社との調整も必要であり、室内を原状回復作業へ引き渡せる状態まで整理することが今回の目的であったため、残置物の完全撤去を前提として搬出作業を進めた。
食器棚、整理ダンス、テーブル、テレビ台、冷蔵庫、洗濯機などがあり、通路幅が限られていたため、壁面や共用部を傷つけないよう養生を行ったうえで搬出を実施した。アパートは階段作業を伴う建物であり、周囲の入居者への配慮として搬出時間帯にも注意を払いながら作業を進行した。物量は2DKとしては比較的多く、細かな生活用品も大量にあったため、仕分けと搬出を並行して行い、室内全体の整理完了までには一定の時間を要した。
作業終盤には、押入れ奥や家具裏など見落としやすい箇所も含めて最終確認を行い、賃貸管理上問題となる残置物がない状態まで撤去を完了した。
依頼者は「離婚してから長く会っていなかったので、正直ここまで関わるとは思っていなかったが、最後に片付けができてよかった」と話されていた一方で、「もっと早く体調のことを知っていれば」という複雑な心境も口にされていた。
今回のケースでは、法的義務がない立場であっても、故人との過去の関係性や心情的な区切りとして整理を引き受けられるケースであり、単なる不用品回収ではなく、精神的整理の意味合いも含まれた作業となった。また、相続放棄後の遺品整理という事情から、必要書類や貴重品確認を慎重に行いながら進める必要があり、通常の退去整理以上に丁寧な確認作業が求められる現場であった。最終的には室内全体の残置物撤去を完了し、管理会社へ引き渡し可能な状態まで原状整理を行い、全工程終了となった。
| 作業場所 | 2DKアパート |
|---|---|
| 依頼内容 | 遺品整理、残置物の撤去、 |
| 作業時間 | 6時間 |
| 作業人数 | 5名 |
| 作業料金 | ― |

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特殊清掃撤去(自殺腐乱遺体)の事例㊷【東京都武蔵野市】
訪れたのは「住みたい街ランキング」で常に上位にある人気の街。
駅近で利便性の高い場所に建つ賃貸マンションの一室。
そこで暮らしていた20代前半の若者が自殺。
故人は大学生で、社会との繋がりはシッカリあった。
が、発見は遅れ、遺体は腐敗し、著しい汚染と異臭が発生していた。
故人が通っていたのは誰もが憧れる一流大学。
故人は、そこに現役で合格し、問題なく通学していた。
しかし、他人からは順風満帆に見える道でも、本人は満足していなかったよう。
本人の夢なのか医師である親の希望なのか、新たに医学部を受験するつもりで大学生活を送っていたよう。
そのため、部屋には受験勉強に必要な教材や書籍が山とあった。








