ヒューマンケアの事例紹介Example
依頼者不在の案件・依頼者了承を得た案件のみ掲載をしています
解体 特殊清掃 消毒・消臭 害虫駆除
管理会社が所有するアパートで孤独死 特殊清掃・消臭消毒事例102【茨城県牛久市】
管理会社より、所有アパートの一室にて孤独死が発生したとの連絡を受けた。
現場は木造2階建てアパートの1階部分で、同じ建物の入居者より「異臭がする」との通報があり、管理会社が室内確認を行ったことで発見に至った案件である。
亡くなっていたのは30歳代女性で、単身入居者であった。
発見時点で死後推定5日程度が経過しているとの説明を受けた。
本人はインフルエンザにより勤務先を休職中であり、外部との接触が少ない状態だったという。
警察による現場検証および検死が行われ、後日、身元確認も完了したため、原状回復に向けた特殊清掃作業の依頼となった。
依頼内容は、遺体汚染箇所の除去、体液等の汚染物撤去、簡易的な消臭消毒作業までを含む初期対応であり、後日東京から来訪予定の遺族が室内へ立ち入れる状態まで環境を改善することが目的であった。全面的な原状回復工事ではなく、まずは遺品整理が行える最低限の室内環境整備を優先した作業となった。
現地到着後、まず建物共用部および周辺環境の確認を実施した。
発見まで数日経過していたことから、室内外には腐敗臭が漏れ出しており、玄関前にも臭気の滞留が確認された。季節的に気温も高めであったため、臭気の拡散速度が早く、近隣住民にも影響が出始めている状況であった。
作業開始前に室内の状況確認を実施。
故人は居室内で倒れた状態で発見されており、体液汚染が床面に広がっていた。床材はフローリング仕上げであったため、下地まで汚染が浸透している状態であった。
また、室内には生活用品や衣類等がそのまま残されており、孤独死現場特有の生活感が色濃く残る状況であった。
特殊清掃作業では、まず汚染箇所周辺の安全確保と動線養生を実施した。
感染症対策として防臭マスク、二重手袋を装着し、室内換気を制限しながら作業を進行した。死後日数が経過した現場では、臭気だけでなく害虫発生のリスクも高まるため、初期段階で簡易的な殺虫処理も併用している。
次に、汚染された寝具類、衣類、雑貨等の撤去を行った。
体液付着物は通常廃棄物として処理できないため、汚染状況に応じて分別を行い、専用容器へ梱包した。床面については表層洗浄のみでは臭気除去が困難と判断し、汚染部分のフローリングを部分撤去した。さらに、下地合板にも浸潤が確認されたため、必要範囲のみ解体撤去を実施した。
腐敗臭は時間経過とともに建材内部へ浸透する傾向があり、表面的な洗浄だけでは再発臭の原因となる。
そのため、汚染範囲については目視確認だけでなく臭気確認も併用しながら、必要最低限の範囲で除去作業を進めた。
撤去完了後は、専用薬剤による洗浄および消毒作業を実施。
床面、壁面、建具、玄関周辺を含め、接触可能性の高い箇所を中心に薬剤噴霧と拭き上げを行った。
今回は遺族による遺品整理を優先する依頼内容であったため、完全消臭施工ではなく、短期間で室内滞在が可能となるレベルまで臭気を低減させることを主目的としている。
簡易消臭については、オゾン脱臭機を使用し、一定時間の燻蒸処理を実施した。
死後5日前後の現場では、完全な無臭化は短時間では難しいケースも多いが、遺族が短時間室内に立ち入り、必要な遺品確認や搬出作業を行える程度まで臭気レベルを下げることは可能である。
作業中は管理会社とも随時連携を行い、近隣住民への配慮を優先した。
特殊清掃現場では、搬出物や作業員の防護装備などにより周囲へ心理的不安を与える場合があるため、共用部養生や短時間での搬出を徹底している。また、臭気拡散を防ぐため、玄関開放時間についても必要最小限に制限した。
作業完了後、室内確認を実施。
汚染物撤去、床面部分解体、洗浄消毒、簡易脱臭までを完了し、遺族が室内へ立ち入り可能な状態まで環境改善を行った。完全原状回復については、今後の遺品整理終了後に改めて実施予定となった。
後日、東京から到着した遺族により遺品整理が行われる予定であり、管理会社を通じて室内引き渡しを実施した。
孤独死案件では、遺族が遠方在住であるケースも多く、発見から対応まで時間を要する場合が少なくない。その間、室内環境は急速に悪化するため、早期の特殊清掃対応が建物全体への影響軽減にもつながる。
また、死後日数が比較的短期間であっても、季節や室温条件によっては臭気や汚染進行が急激に進む場合がある。特に集合住宅では、近隣住民からの異臭通報によって発覚する事例が多く、管理会社やオーナーによる迅速な初動対応が重要となる。
今回のケースでは、発見から比較的早い段階で特殊清掃を実施できたため、汚染拡大を最小限に抑えることができた。
孤独死現場においては、単なる清掃作業ではなく、衛生管理、臭気対策、近隣配慮、遺族対応を含めた総合的な現場対応が求められる。今後も状況に応じた適切な特殊清掃対応を行っていく。
| 作業場所 | 2LDK 賃貸アパート |
|---|---|
| 依頼内容 | 特殊清掃、消臭消毒、害虫駆除、 |
| 作業時間 | 2日 |
| 作業人数 | 3名 |
| 作業料金 | ― |
特殊清掃に関するお問い合わせはこちらへ
茨城県牛久市周辺の対応地域
土浦市、つくば市、龍ケ崎市、稲敷市、稲敷郡阿見町
ヒューマンケアの事例紹介Example
解体 内装工事 特殊清掃 消毒・消臭
賃貸物件での孤独死事例まとめ編⑭
賃貸物件で部屋の住人が孤独死し、重度の汚染が発生してしまった案件。
本来、「死」のタイミングに良し悪しはないもの。
場所もそう。
しかし、孤独死の場合は、そう言いきれない事象がある。
真夏を筆頭に、高温多湿の季節は、遺体は傷みやすく、その分、汚染も重症化しやすい。
逆に、真冬を筆頭に、低温低湿の季節は、遺体は傷みにくく、それだけ、汚染は軽症で済むことが少なくない。
場所も、玄関、台所、風呂、トイレ、居室等々、狭い部屋にも色々あり、どこでだって起こり得る。
また、床もフローリング・カーペット・畳の違いがあり、ベッドや布団の上かどうかでも、その後の作業は変わってくる。
ちなみに、「押入」とか「ベランダ」という事例には遭遇したことがない。
とにもかくにも、重症汚染の場合は、作業は、それだけハードなものになるのである。特殊清掃 消毒・消臭
孤独死現場の清掃および消毒作業事例81【神奈川県横浜市港北区】
公営住宅において発生した孤独死現場の清掃および消毒作業の対応記録である。
対象となったのは、70歳代の男性。年金生活を送る単身世帯であり、当該住宅に一人で居住していた。依頼者は、故人と離婚関係にある元配偶者であり、管理事務所を通じて当社へ作業の相談があった。
発見時の状況として、故人は自宅トイレ内で便座に座ったままの姿勢で発見された。死亡推定時刻は発見時点から約5日程度経過していたものとされている。生前、降圧剤を服用していた既往があり、その点から脳梗塞等の突発的な循環器系疾患による死亡の可能性が示唆されていたが、詳細な死因については医療機関および関係機関の判断に委ねられている。解体 消毒・消臭
同業他社施工後の再調査事例91【東京都武蔵野市】
管理会社からの依頼により対応した消臭作業の事例である。
対象物件は賃貸アパートの一室であり、既に同業他社により特殊清掃、遺品整理および残置物の撤去が実施されている状態であった。
遺体の発見時期については、死後およそ1カ月が経過していたと推定されている。
依頼内容は「室内に残留する臭気の除去」であり、既存業者による初期対応後も臭気が完全に除去されていないことから、追加対応として消臭作業の実施を求められたものである。
まず現地調査を実施し、室内全体の状況確認および臭気の発生源の特定を行った。
その結果、室内には腐敗に起因する臭気が明確に残留しており、特に床面付近において臭気が強く検知された。
また、フローリング表面には肉眼でも確認可能な汚れおよびシミが残存しており、既存の清掃では完全に除去されていない状態であった。









