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賃貸物件での孤独死事例まとめ編⑭

賃貸物件で部屋の住人が孤独死し、重度の汚染が発生してしまった案件。
本来、「死」のタイミングに良し悪しはないもの。
場所もそう。
しかし、孤独死の場合は、そう言いきれない事象がある。
真夏を筆頭に、高温多湿の季節は、遺体は傷みやすく、その分、汚染も重症化しやすい。
逆に、真冬を筆頭に、低温低湿の季節は、遺体は傷みにくく、それだけ、汚染は軽症で済むことが少なくない。
場所も、玄関、台所、風呂、トイレ、居室等々、狭い部屋にも色々あり、どこでだって起こり得る。
また、床もフローリング・カーペット・畳の違いがあり、ベッドや布団の上かどうかでも、その後の作業は変わってくる。
ちなみに、「押入」とか「ベランダ」という事例には遭遇したことがない。
とにもかくにも、重症汚染の場合は、作業は、それだけハードなものになるのである。

①寝室での孤独死【東京都北区】

特殊な汚れや消臭はお任せください!

 

 

 

現場は、閑静な住宅地に建つ一戸建で、その寝室で住人が孤独死。

一人暮らしだったため、ただちに、その異変に気づく者はおらず。

また、一戸建はマンションやアパートとは違い、他人との生活空間に、ある程度の距離がある。

少々の異臭が外に漏れても、家屋に近づかなければ、そのニオイも感じにくい。

結局、近所の人に気づかれることなく、発見はかなり後になってしまった。

 

発見のきっかけは、周辺に漂う異臭ではなく、窓にたかるハエ。

もちろん、数匹のことなら、誰も気に留めなかっただろう。

しかし、それが数十匹、数百匹となると、それはもう、日常にはない光景。

その異様さは、目につかない方がおかしいくらい。

近隣の噂になるようになり、事態は、やっと明るみにでたのだった。

 

家の中に入ると、著しい異臭が充満。

そして、リビングを中心に無数のハエがブンブン飛び回っている状態。

また、故人が倒れていた部分の周辺には、これまた無数のウジが徘徊。

おまけに、流れ出た腐敗体液でドロドロ・ベトベト。

それは、周辺に流れ、その辺にある家財をも汚してしまっていた。

 

特殊清掃をしたところで、フローリングは再生不可。

とは言え、できるかぎりの掃除をしないと、遺族が中に入ることさえできない。

まずは、汚物を取り除き、腐敗体液を除去する必要がある。

ただ、腐敗体液の主成分は脂で、一般的な油汚れと同様、そう簡単に落とせるものではない。

根性もさることながら根気もいる作業で、耐え難きを耐え、粛々と進めるほかなかった。

 

腐敗体液を除去し、乾いたフローリングを見てみると、変色したそこには、人間の形がクッキリ。

故人の最期の体勢が浮かび上がった。

その姿からは、故人の最期が安らかなものではなかったことが察せられて、少し気の毒に。

また、生前を知らない故人ではあったが、この家の主がいなくなったことに、ちょっとした寂しさも覚えた。

ただ、普通に歩けるくらいの床に戻せたことへの達成感もあった。

 

しかし、遺族の入室を阻むものは他にもあった。

それは、特有の異臭。

当然、これは、一般の人には馴染みのないもので、これにメンタルをやられる人は多い。

この消臭は、オゾンガスの燻蒸を中心に、各種薬剤を用いて施工。

結構な時間と手間がかかったが、遺族は作業を急かすこともなく、当方のスケジュールに合わせてくれたため、高い成果を上げることができた。

 

作業が完了して後、遺族は、「ありがとうございました」と、ただただ礼を言ってくれた。

起こった事が事だけに「意気揚々」とまではいかなかったが、その気持ちが嬉しくて、どことなく清々しいような気持ちで現場を後にしたのだった。

 

作業場所都内の一戸建
依頼内容汚染部の特殊清掃、消臭消毒、汚染部の床解体
作業時間延べ2週間
作業人数3名
作業料金118,000円(税別)

 

北区周辺の対応地域

荒川区 足立区 板橋区 文京区 豊島区 埼玉県川口市

②孤独死部屋の遺品整理【千葉県浦安市】

遺品確認前の消臭消毒はお任せください!

 

 

 

現場は、ロフト付1Kのアパート。

そこで、住人が孤独死。

死後二週間程度で、季節の暖かさも加わって、遺体の腐敗は進行。

その肉体は、体液を流し、異臭を放ち、ウジを産出。

腐敗体液は、カーペットに浸透したのはもちろん、周辺にあるモノも汚染。

そして、高濃度の異臭はありとあらゆるものに浸透付着し、部屋も家財も全滅させていた。

 

当方への依頼者は、その遺族。

部屋の鍵は、警察から渡されていた。

家財チェックのため入室を試みたものの、あまりのクサさに玄関で弾き返されてしまった。

そうは言っても、近隣へ迷惑がかかるため、窓や玄関を全開するわけにはいかず。

結局、入室は断念せざるを得ず、特殊清掃と一次消臭消毒を当社に依頼してきた。

 

もちろん、当方が出向いたのは、遺体を警察が搬出した後。

しかし、警察が運び出すのは、大まかな固形物のみ。

頭髪や、粘土状・液状になったものは回収か困難であり、ほとんどは、そのまま残置。

つまり、遺体から発生した不衛生物や汚染は放っていかれるということで、部屋は、汚染床を中心に、なかなか凄惨なものとなっていた。

 

床は、敷込カーペット。

薄いカーペットは吸水力が乏しく、腐敗体液は、その下地にまでアッサリ浸透。

粘土状の不衛生物はカーペット表装に留まっていたが、その下のフェルト地もベットリと濡れた状態。

結局のところ、カーペットから不衛生物を除去するのは不可能で、それごと切り剥がすしか方法はなし。

更には、フェルト地の下の床板にまで汚染は浸透。

これもまた清掃不可能な状態で、先々は、解体撤去するしか方法はなかった。

 

とりあえず、遺体系汚染物はすべて撤去。

床カーペットの汚染部も切除し、床板は、応急処置的な防臭処理を実施。

そして、窓を開け放ちにしても近隣に迷惑がかからないくらいまで消臭消毒。

そうして、部屋は、遺族に家財チェックをしてもらえる状態まで復旧した。

 

もとの惨状を知っている遺族はメンタルがやられており、始めは入室を躊躇。

ただ、玄関を入っても、ニオイが気にならなかったようで、そのまま中へ。

床のカーペットが一部欠損している様が不自然ではあったが、それは、事前に説明済み。

遺体系の汚れがなくなっているだけで充分に安心できたよう。

当方の手伝いが必要だったものの、遺族による遺品チェックは無事に行われ、その後、部屋の原状回復に向けた一連の作業や工事も、遺族と大家の依頼を受けて当方が施工したのだった。

 

作業場所1Kのアパート
依頼内容遺品整理前の消臭消毒・特殊清掃・遺品整理・残置物梱包搬出・クリーニング
作業時間延べ2週間
作業人数延べ6名
作業料金145,000円(税別)不要物処分代別途

 

浦安市周辺の対応地域

市川市 東京都江戸川区

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