ヒューマンケアの事例紹介Example
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特殊清掃 消毒・消臭
死後推定5日 特殊清掃と簡易消毒事例103【東京都江戸川区】
管理会社より、「当社で管理する賃貸物件において孤独死が発生したため、特殊清掃を依頼したい」とのご相談をいただいた。
発見時の状況としては、死後推定5日程度が経過しており、「室内の臭気が非常に強い」との説明を受けた。
また、残置物については保証会社にて撤去対応を行う予定であり、家財搬出完了後、速やかに清掃および消臭消毒作業を実施してほしいとの要望であった。
ご依頼時点では、管理会社としても室内状況の詳細把握が難しく、原状回復工事へ支障なく移行できるレベルまでの消臭・除菌・清掃を希望されていた。
そのため、当初は中度から重度程度の特殊清掃案件を想定し、状況によっては床材撤去やオゾン脱臭機の長時間運転、複数日にわたる消臭工程なども視野に入れたうえで日程調整を行った。
後日、保証会社による残置物搬出作業完了後に現地調査を実施した。
現地確認の結果、事前情報では強い臭気があるとのことであったが、実際には室内全体への臭気拡散は限定的であり、腐敗臭も比較的軽度であった。遺体発見まで一定期間を要していたものの、季節的要因や室内環境の影響もあり、想定していたほど汚染範囲は広がっていなかった。
体液痕についても限定的であり、主に遺体があった箇所周辺に集中していた。床材内部への深刻な浸透や広範囲への流出は確認されず、下地解体を必要とするレベルには至っていなかった。また、壁面や建具、天井部への臭気付着も軽度で、特殊な薬剤施工や大規模な解体を伴う処置は不要と判断した。
調査結果を踏まえ、管理会社へ現状を報告し、必要最小限の施工内容へ調整を行った。過剰施工を避け、現状に即した適切な作業内容へ変更することで、費用負担を抑えつつ、原状回復工事へ支障なく引き渡し可能な状態を目指す方針とした。
作業当日は、まず汚染箇所周辺の養生を実施し、専用薬剤を用いて体液汚れの除去作業を行った。体液が付着していた箇所については、感染症対策を徹底したうえで洗浄・拭き取りを実施し、その後、除菌剤による簡易消毒を行った。
臭気については、局所的な臭気残留が認められたため、薬剤噴霧による消臭処理を実施した。室内全体に強い臭気が滞留している状況ではなかったため、大型機材による長時間施工は不要と判断した。作業後には室内換気を行い、臭気レベルの再確認を実施した。
最終確認時には、特殊清掃特有の腐敗臭は大幅に軽減され、原状回復工事業者が入室可能なレベルまで改善した。管理会社にも室内状況をご確認いただき、「想定していたよりも軽度で済んだため助かった」との言葉をいただいた。
特殊清掃の現場では、事前情報のみでは実際の汚染状況を正確に判断できないケースも多い。特に孤独死案件では、「臭気が強い」「死後日数が経過している」との情報から重度案件を想定することも少なくないが、実際には環境条件や発見状況によって汚染度合いは大きく異なる。
そのため、当社では現地確認を重視し、必要以上の施工提案を行わず、現場状況に応じた適切な作業内容をご提案している。今回の事例でも、当初想定していた大規模施工は不要と判断し、体液除去・簡易消毒・部分消臭に作業を限定したことで、短期間かつ低コストでの対応が可能となった。
特殊清掃は、「大掛かりな作業を行うこと」が目的ではなく、「次の工程へ安全かつ円滑に引き渡せる状態を作ること」が重要となる。特に賃貸管理物件では、オーナー・管理会社・保証会社・原状回復業者など複数の関係者が関わるため、状況に応じた適切な判断と柔軟な対応が求められる。
当社では、孤独死現場における特殊清掃、消臭消毒、体液除去作業をはじめ、残置物整理後の原状回復前清掃にも対応している。現地状況を正確に確認したうえで、必要な施工内容を見極め、無駄のないご提案を行っている。管理会社やオーナーからのご相談にも迅速に対応し、今後も安全かつ適切な特殊清掃サービスの提供に努めていく。
| 作業場所 | 1K 賃貸アパート |
|---|---|
| 依頼内容 | 特殊清掃、簡易消毒、 |
| 作業時間 | 2時間 |
| 作業人数 | 1名 |
| 作業料金 | ― |
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孤独死現場の特殊清掃事例まとめ編⑧
部屋の住人が孤独死し、その遺体が深刻な状態にまで腐敗してしまった案件。
「考える葦」である人間の身体といえども、「動物の肉」であることには違いない。
ということは、その本体が命を失い、それを構成する細胞が死滅してしまうと、当然、その肉も傷み腐ってくる。
ただ、そこが自然の中、つまり、虫や動物、草木や土のある環境であれば、分解されたその肉体は、虫・植物・微生物などの営みによって、徐々に自然(土壌)に還っていく。
しかし、そこが、家屋等の人工構造物である場合、状況はまったく異なる。
遺体は、腐敗・分解されていくものの、還るところがない。
内装建材・建物設備には、それを受け入れて消化する能力はなく、凄惨なカタチで残留するのみ。
結果、事態の収拾にあたっては、内装建材にまで手を入れなければならないケースが多いのである。









