ヒューマンケアの事例紹介Example
依頼者不在の案件・依頼者了承を得た案件のみ掲載をしています
ゴミ屋敷清掃
ゴミ部屋・ごみ屋敷事例まとめ編㉗
住人が自宅にゴミを溜めてしまった案件。
一件は賃貸マンションで、根本的な原因は、住人の怠け癖だと思われた。
もう一件は分譲マンションで、老齢と持病による体力の衰えが一因だと思われた。
どちらにしろ、この状況を放っておいていいことはない。
状況は悪化する一方で、その後始末は困難になるばかり
このままにしておくとどうなるか、先が見えているわけだから、どこかのタイミングで片付けるしかない。
とは言え、ゴミを溜めた本人が、そのキッカケをつくるのは難しい。
抗いようがない外からの要因がないと、そう簡単に行動に移せるものではない。
ただ、そういったキッカケが「有る」のと「無い」のでは、その先の明暗が、まったく異なるわけで、大袈裟な言い方になるが、「運命の分かれ道」にもなりかねないのである。
①溜め込んでしまったゴミの処理【千葉県習志野市】
溜め込んでしまったゴミでお悩みの方、ご相談ください!
現場は、賃貸マンションの一室で、重症のゴミ部屋。
依頼者は、長年に渡って発生した生活ゴミをそのまま部屋に放置。
一般の人のようにゴミを出さないのだから、当然、溜まっていく一方。
玄関を開けると、いきなり「ゴミ壁」が立ちふさがり、行く手を阻んでくるような状態。
多少の高低はあったものの、平均してみると、ゴミは、部屋の半分より上にまで堆積していた。
玄関では、ゴミを登るようにして越えないと、その向こうにある部屋に入れず。
依頼者は、そんな生活を、長くも続けていたわけで、部屋に入る際は、周囲に人の気配がないことを確認したうえでドアを開けたのだろう。
また、部屋から出る際は、ドアアイから外を覗いて人の姿がないことを確認。
エレベーターの作動音や人の足音にも注意を払っていたかもしれない。
とにかく、周囲の住人に事がバレないよう、細心の注意を払って生活していたものと思われた。
しかし、人の目を誤魔化し通すにも限界がある。
玄関には、ドアの際まで派手にゴミが積み重なっているわけで、視界に入れば、思わず“二度見”してしまうだろう。
やはり、遠目からでも目につくようなインパクトがある。
結局、住人の誰かによって管理会社に通報され、事は明るみに。
当然、「すみやかにゴミを片付けろ!」と命令され、重い腰を上げざるを得なくなった。
新聞・雑誌・空缶・ペットボトル・弁当容器・レジ袋・・・生活で発生する色々なものが混合してゴミを形成。
しかも、部屋にいる間は、ゴミの上を動き、ゴミの上で寝るのだから、下の方はかなり圧縮された状態に。
老朽木造アパートだったら、床が抜けてもおかしくなかったかも。
更に、ゴミの下からは、ベッドやローボード等、何かの遺跡のように、昔使っていた家具も出現。
もちろん、それらはすべて酷く汚損し、使い物にはならない状態で、すべて処分となった。
空室となった内装には、相応の汚損が残留。
ただ、部分的な修繕とクリーニングによって、一般使用できるレベルにまでは復旧。
全体的な原状回復については、退去時、管理会社と、他室と同じ基準で協議することに。
以後、ゴミを溜めないことを約束させられたことは言うまでもないが、追い出されるはずだった依頼者は、ここでの生活を継続できることになった。
ゴミが片付いたことと、部屋を追い出されずに済んだことに、依頼者は一安心。
「部屋の跡がどうなるか心配でしたが、覚悟していたより軽く済んでよかったです!」
「おまけに、引っ越しの心配もいらなくなって、本当に助かりました!」
長年、思い悩んでいたことが解決した依頼者は、安堵の笑顔と共に仕事の成果を喜んでくれたのだった。
作業場所 | 賃貸マンション |
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依頼内容 | 必要品と不要品の分別梱包、ゴミの搬出、簡易清掃 |
作業時間 | 6時間 |
作業人数 | 5名 |
作業料金 | 175,000円(税別)補修費・ごみの処分費は別途 |
習志野市周辺の対応地域
千葉市 船橋市 八千代市
②3LDKマンション、全室がゴミの山【神奈川県座間市】
ゴミ部屋の清掃はヒューマンケアにお任せください!
現場は、分譲マンションの一室。
間取りは、一般的な3LDK。
暮らしていたのは、初老の男性。
長年に渡って、問題なく一人での生活を維持。
しかし、過ぎ行く年月には逆らえず、身体は老い衰え、病を罹患。
そして、それが悪化して、入院することになってしまった。
男性に妻子はなく、頼れる身内は兄弟のみ。
男性が入院をするに際して、兄弟は男性宅を訪問。
そして、そこで目にした光景に仰天。
「まさか、こんなことになっているとは思わなかった!」と、驚くやら呆れるやら。
いつ頃からこのような状態になり始めたのかはわからなかったが、仮に、男性の病気がよくなって退院してきても、自宅がゴミだらけではどうしようもない。
で、男性が入院している間に、部屋のゴミを片付けることとなった。
3LDKは、全室に渡って、ほぼ全滅。
床が見えているところもあったが、高く積まれているところもあり、かなりの量。
不衛生なモノも多く、中には、異臭を放つモノも。
ゴミを搬出する際は、1Fエントランス・エレベーター・廊下など、共用部を利用するわけで、ただの引っ越しでないことは一目瞭然。
「普通の引っ越し」を装ってやるのはこちらの事由だが、訊かれたことに対してウソをつくと無用なトラブルを招きかねない。
作業を実施するにあたっては、マンションの管理人と管理組合に実情を伝え、キチンと事前の手続きを踏む必要があった。
ゴミがなくなった部屋は、かなり広く感じられた。
そこに、寝具・カーペット・カーテン・家電等、新調されたモノが入れられた。
また、長年 ゴミ部屋だったため、内装建材には、相応の傷みや汚れが残ったが、多くはクリーニングで対応。
居住使用する際に支障が生じるような部分は、簡易的な改修工事を実施。
マンションの規約内であれば、リフォームも所有者側の都合によって自由にできるところが分譲マンションの強み。
結果、それなりの費用と工期はかかったものの、男性が退院してきても快適に暮らせるくらいにまできれいになった。
「見違えるくらいきれいになりましたね!」「これからは、こまめに行き来するつもりです」「はやく元気になって戻ってきてほしいものです」と、依頼者である男性の兄弟は、作業の成果に満足してくれた。
そして、「そうは言っても、我々兄弟は皆いい歳ですから、先のこともよく考えて生活しないといけませんね」と、他人事にできない何かに気づかされたようでもあった。
作業場所 | 賃貸マンション(3LDK) |
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依頼内容 | 必要品と不要品の分別梱包、ゴミの搬出、簡易清掃 |
作業時間 | 延べ10時間 |
作業人数 | 7名 |
作業料金 | 420,000円(税別)内装工事費・ごみの処分費は別途 |
座間市周辺の対応地域
相模原市南区 厚木市 大和市 海老名市
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特殊清掃 消毒・消臭
浴室の特殊清掃事例まとめ編③
孤独死の後、重度に遺体が腐敗してしまった案件。
住居には、生活の用途に合わせて、色々なスペースや設備がある。
そして、一口に「孤独死」と言っても、皆が、寝室のベッドや布団に横になって亡くなったり、居間などの居室で亡くなったりするわけではない。
玄関で亡くなる人、廊下で倒れる人、台所で見つかる人、現実には、様々なケースがある。
そして、風呂で亡くなる人もおり、これも、決して珍しいケースではない。
冬場、高齢者の浴室での事故もその一つ。
体調が急変し、自分ではどうしようもできなくなるわけだから、仕方がない。
とはいえ、寝室や居間と比べると、発見されにくい場所でもあるため、遺体の腐敗損傷も激しくなる傾向にあり、また、浴槽設備の汚染もともなうため、特殊清掃の難易度も高くなるのである。解体 内装工事 特殊清掃 遺品整理 消毒・消臭
孤独死した故人が腐敗した事例まとめ編㉓
孤独死した故人の身体が、もとの型を失うくらいにまで腐敗してしまった案件。
一方は床がカーペット地、もう一方は畳敷き。
ときに、それは厄介な事象を生み出す。
これらは、フローリングやクッションフロアに比べると、液体の浸透性は高く、遺体から発生する不衛生物を吸収しやすい。
また、その汚染は床下に向かって進みやすくもあり、内装材や建具そのものはもちろん、下地までダメにしてしまうことも多い。
したがって、「特殊清掃」と言っても、実際に清掃できるのは表面だけ。
しかも、固形物を取り除くくらいのことで、ほとんどの汚染は残留してしまう。
つまり、「清掃」とは名ばかりで、主たる作業は、「不衛生物の処理」「汚物の除去」ということ。
とは言え、対象は、相当に汚染された物になるわけで、それを建物から分離除去するには、なかなかの労力を要するのである。


