ヒューマンケアの事例紹介Example
依頼者不在の案件・依頼者了承を得た案件のみ掲載をしています
解体 特殊清掃 遺品整理 消毒・消臭
生活保護受給者の孤独死 特殊清掃事例95【千葉県八街市】
色づき始めた紅葉の季節に、当社へ一本の電話相談が入った。
発信者は30歳代の男性で、郊外に所在する賃貸アパートに居住していた父親が室内で死亡しているのが発見されたという内容であった。
発見時点で警察の検分は終了しており、死後推定日数は約10日とされていた。
対象物件は木造の低層アパートで、築年数は比較的経過している。
室内は単身者向けの間取りで、通風や採光は限定的であった。
発見まで一定期間が経過していたことから、遺体の腐敗は進行しており、体液の流出および臭気の発生が確認されていた。
また、頭部については頭髪が原形をとどめず、外観上カツラのように残置している状態であったと報告を受けた。
依頼者である息子は、父親と別居しており、日常的な連絡は途絶えがちであったという。父親は生活保護を受給しており、収入や資産は限定的であった。今回の事案に伴う原状回復および特殊清掃の費用について、依頼者はまとまった資金を用意することが難しく、クレジットカードの所持もない状況であった。そのため、支払い方法として分割払いの可否について相談があった。
当社では、現地の状況および作業内容の説明とともに、費用の概算を提示した。腐敗の進行度合いから、通常の清掃に加えて消臭・除菌処理、汚染箇所の撤去および廃棄が必要となる旨を説明した。特に体液の浸透が確認される床材については、表層のみならず下地材に至るまでの影響が懸念されるため、部分的な解体作業を含む対応が想定された。
費用面については、依頼者の事情を踏まえ、社内規定の範囲内で分割払いの提案を行った。具体的には、初回支払い額を抑えた上で複数回に分けて支払う計画とし、支払期間および回数について合意形成を図った。また、賃貸物件であることから、管理会社およびオーナーとの調整が必要となるため、作業範囲や原状回復の水準について事前に確認を行うよう助言した。
後日、現地調査を実施した。室内に入室した段階で強い臭気が確認され、主に居室中央付近に汚染の集中が見られた。床面には体液の痕跡が広がっており、一部は床材の継ぎ目から下層へ浸透している状況であった。壁面および家具類にも飛散が見受けられ、広範囲にわたる処理が必要と判断した。
作業は近隣への影響を最小限に抑えるため、事前に時間帯および動線を調整した上で実施した。まず、汚染物の分別および搬出を行い、可燃・不燃の区分に従って適切に処理した。次に、体液の付着が著しい箇所について専用薬剤を用いた洗浄を実施し、その後オゾン脱臭機等による消臭工程を複数回に分けて行った。床材については一部解体を行い、汚染の及んだ下地材を撤去・交換した。
作業完了後、臭気の残存がないことを確認し、管理会社へ報告を行った。依頼者に対しては、作業前後の写真および工程内容を記載した報告書を提出し、今後の手続きについて説明を行った。費用の支払いについては、事前に合意した分割計画に基づき対応することとなった。
本件は、経済的制約を抱える遺族からの依頼であり、費用面の調整と現場対応の両立が求められる事例であった。当社としては、状況に応じた柔軟な支払い方法の提案と、適切な作業品質の確保を両立することにより、依頼者の負担軽減と物件の早期回復に寄与した。今後も同様の案件において、個別事情に配慮した対応を継続していく方針である。
| 作業場所 | 賃貸アパート |
|---|---|
| 依頼内容 | 特殊清掃、消臭消毒、遺品整理 |
| 作業時間 | 延べ3週間 |
| 作業人数 | 延べ6名 |
| 作業料金 | ― |
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内装工事 特殊清掃 消毒・消臭
死後推定5日 特殊清掃と原状回復事例62 【横浜市戸塚区 】
春先でありながら最高気温が30℃を超える日が続いた。
都心の駅からほど近い場所にある賃貸ワンルームマンションにて、本件は発生した。
対象物件は鉄骨造りの集合住宅で、周辺は人通りも多く、生活利便性の高い立地であった。
居住者は年金で生活されていた高齢の男性で、室内の状況からは、日頃より無駄を省いた質素な生活を送られていた様子がうかがえた。
近隣住民からの異変の指摘を受け、警察が室内に立ち入り、男性はすでに亡くなっていることが確認された。
死後経過日数はおおよそ5日と推定されたが、発見までの期間中は気温が高い状態が続いていたため、室内環境の影響を強く受け、通常よりも状態の変化が進行していた。
ゴミ屋敷清掃 消毒・消臭
ゴミ部屋の片づけ事例まとめ編⑥
賃貸マンションに大量のゴミを溜めてしまった案件。
一般には「ゴミ屋敷」とか「ゴミ部屋」などと言われるものだが、一般の人には、どういう事情があったゴミを溜めてしまうのか、どういう経緯でゴミが溜まってしまうのか、理解に苦しむところがあると思う。
しかし、それが何であれ、その人その人に「理由」があるはず。
根底には「面倒」という怠け心があるのかもしれないけど、それも、人が持つ一つの「性質」だったりして、ゴミ部屋に携わると、人それぞれの、「否定しきれない人格」というか、「個性」が垣間見えることもある。
もちろん、反社会的行為はいけないし、他人に迷惑をかけてもいけないし、肯定できることでもないのだが、依頼者と良好な関係を築く上でも、作業を円滑に進める上でも、当人にしかわからない、または、当人にもわからない事情や経緯があるところに目を向けることが大切なのではないかと思う。









