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ゴミ部屋で孤独死 特殊清掃および遺品整理事例101【神奈川県秦野市】
依頼者は故人の甥にあたる方で40歳代、相続人は一名のみであった。
対象物件は3DKの2階建て賃貸住宅で、故人は80歳代女性、離婚歴があり子どもはいなかった。
近隣住民による異変の通報をきっかけに発見に至り、死後約2週間が経過していたと推定される。
発見場所は2階和室で、室内には体液汚染および腐敗臭が広がっている状況であった。
故人は年金および預貯金によって生活をされていたとのことで、長年同居者のいない単身生活を送られていた。
依頼時には、室内の原状回復を目的とした特殊清掃、消臭・消毒作業、ならびに遺品整理を一括で対応してほしいとの要望を受けた。
加えて、室内に貴重品が残されている可能性があるため、遺品の仕分けについても慎重に進めてほしいとの申し出があった。
現地確認では、2階和室を中心に強い腐敗臭が確認され、汚染箇所は畳および床面にまで達していた。また、室内全体に生活用品や可燃ごみ、不用品などが多く残されており、動線の確保が難しい状態であった。特に押入れや収納棚内部には衣類や紙類が大量に保管されており、湿気や臭気の影響も見受けられた。まずは安全確保のため室内換気を実施し、防護服・防毒マスク・手袋を着用のうえ作業を開始した。
初動作業として、汚染箇所周辺の家財撤去および体液付着物の除去を行った。畳は汚染状況が深刻であったため撤去処分とし、下地部分についても専用薬剤による洗浄と除菌処理を実施した。その後、床面および壁面に対して消毒剤を噴霧し、臭気成分の分解処理を進めた。腐敗臭は室内全体に広がっていたため、局所的な処理だけではなく、建物全体に対する消臭対応が必要となった。
特殊清掃完了後は、遺品整理作業へ移行した。室内には長年蓄積された生活用品が多く、可燃物、不燃物、リサイクル対象品などを分類しながら搬出を進めた。書類関係については、金融機関関連書類、保険関係、契約書類などを確認し、依頼者へ返却するため別途保管した。また、写真類やアルバム、手紙など思い出品についても誤処分を防ぐため、一点ずつ確認しながら整理を行った。
作業中、ごみ類の中から複数の貴金属類が発見された。アクセサリー類、小型貴金属、装飾品などが混在した状態で保管されており、一部は紙袋や衣類の間に紛れていたため、通常の片付け作業では見落とされる可能性もある状況であった。当社では搬出前にすべての残置物確認を行っているため、発見した貴重品類については個別に取り分け、一覧化したうえで依頼者へ引き渡しを実施した。依頼者からは「想像以上に多くの貴重品が残っていた」と驚きの声をいただいた。
その後、室内全体の搬出完了後に再度消臭・消毒作業を実施した。オゾン脱臭機を用いて室内に残留した臭気成分の分解を行い、あわせてアルコール系薬剤による接触箇所の除菌処理も実施した。特に2階和室については臭気残留が強かったため、時間をかけて複数回の脱臭工程を行った。最終確認時には、入室時に感じられた強い腐敗臭は大幅に軽減され、管理会社への引き渡しが可能な状態まで回復した。
今回の現場では、孤独死発見まで一定期間を要していたことに加え、室内残置物も多かったため、特殊清掃と遺品整理を並行しながら慎重に作業を進める必要があった。また、貴重品類がごみの中に埋もれていたことから、単なる処分作業ではなく、相続人への返却を前提とした丁寧な仕分け対応の重要性を再認識する現場となった。
近年は単身高齢者世帯の増加に伴い、同様のケースに関する相談も増えている。特に賃貸住宅では、早期の原状回復や臭気対策が求められる一方で、遺品や重要書類の確認作業も必要不可欠となる。当社では、特殊清掃から遺品整理、貴重品探索、消臭消毒作業まで一括対応を行っており、依頼者の精神的・時間的負担軽減につながるよう努めている。
今回も、作業前後の状況説明や発見物の確認報告を随時行いながら対応を進め、全工程完了後に室内確認を実施したうえで作業終了となった。
依頼者からは「遠方在住のため立ち会いが難しかったが、細かく対応してもらえて助かった」とのお言葉をいただいた。今後も、故人とご遺族双方への配慮を忘れず、状況に応じた適切な特殊清掃・遺品整理業務を継続していく。
| 作業場所 | 3DK 賃貸住宅 |
|---|---|
| 依頼内容 | 特殊清掃、消臭消毒、遺品整理、残置物の撤去、 |
| 作業時間 | 延べ3週間 |
| 作業人数 | 延べ7名 |
| 作業料金 | ― |


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ゴミ部屋のユニットバス清掃事例まとめ編⑩
日常生活を送るうえで酷く汚れてしまった部屋の特殊清掃を請け負った案件。
この類は、我が社でいう「特別汚損現場」なのだが、生活利用するうえで部屋や設備が汚れていくのは自然なこと。
とりわけ、キッチンシンク・トイレ・風呂などの水周設備は、汚くなりやすい。
だからこそ、「掃除」は、日常生活を送るうえで欠かせない家事。
一般的には、定期的に掃除したり、汚れたら掃除したりするパターンが多いだろう。
しかし、これは、結構、面倒臭かったりする。
専業主婦(主夫)でもないかぎり、そうそう、キチンとやれるものではない。
で、ついつい怠けてしまったり、手を抜いたりしてしまいがちに。
「年末の大掃除」も、一年、掃除を怠けた分の穴埋めの習慣であるのかもしれない。
ただ、あまりに放って置きすぎると、最終的には、自分の手には負えないくらいにまで汚れてしまうこともあり、自分で自分の首を絞めることにもなりかねないのである。








