ヒューマンケアの事例紹介Example
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ゴミ屋敷清掃
ゴミ部屋の片づけ事例㊾ 【千葉県柏市】
晩春のある日、ゴミ部屋についての相談が入った。
「暑くなる前に壊れたエアコンを交換したいのだが、今のままでは工事業者が入れない」というもの。
詳しく聞くと、質・量ともに軽症ではなさそう。
当方は、いつものプロセスである、事前調査と見積作成を提案。
了承した依頼者の男性と現地調査の日時を調整し、まずはそれで初回の話は終わった。
約束した日時、当方は男性宅へ。
そこは、わりと築年の浅い、やや高層のマンション。
駅は目と鼻の先、日常生活で利用しそうな小売店や飲食店は徒歩圏内に勢揃い。
また、郊外とはいえ都心へのアクセスは悪くなく、充分な通勤圏内
バツグンの立地で、買うにも借りるにも安くはいかなそうなところだった。
室内は、ありがちなゴミ部屋に。
ただ、不幸中の幸いで、食品系のゴミは少な目。
また、糞尿で汚れたゴミもトイレに若干あるだけ。
しかも、処分したいのはゴミだけ。
仕事や日常生活で必要なものは捨てないわけで、それほど大袈裟な作業は必要ないと思われた。
ただ一つ、引っかかる点があった。
それは、男性の身体機能が著しく芳しくないこと。
歩くことさえ困難な状態で、何かしらの病気や障害を抱えていることは明白。
ゴミ出しはおろか、掃除や洗濯も困難なようで、部屋が荒れてしまうのも仕方のないことと思われた。
しかし、男性は、家事支援のヘルパー等に頼ることもせず、一人での生活を貫いていた。
仕事はIT系の技術職で在宅ワーク。
部屋には、PC系の機器がたくさんあった。
高い技能を有しているようで、収入も悪くないよう。
ただ、身体が不自由なこともあり、外出はほとんどせず。
食料や日用品等、日常の買い物は、すべて近隣スーパー・コンビニの宅配やネット通販でまかなっているようだった。
ゴミの片付けはそんなに難しい作業にはならず。
難しかったのは、男性の取捨選択。
当初、男性は、日常的に必要でない物は思い切って捨てることを決意していた。
しかし、実際に片付ける段になると、その決意は揺らいでいった。
少しでも部屋が片付くことを期待されていた当方は、男性が後悔しないよう配慮しながらできるだけの物を処分するよう促した。
使えそうな物でも、使っていない物や なくなっても日常生活に困らない物は積極的に処分。
また、日常的に使っているものでも、寿命(交換時期)がとっくにきていものは買い替えを勧めて廃棄。
そして、最後、家事支援サービスの利用を勧めようかとも考えたが、それはやめておいた。
自分のことを一番考えているのは男性自身であり、その生き方を尊重すべきと考えたから。
とにもかくにも、部屋をスッキリさせることができ、男性のことを心配しつつも、少しでも生活を楽にすることに貢献できたことを喜ばしく思ったのだった。
| 作業場所 | 分譲マンション |
|---|---|
| 依頼内容 | ゴミ部屋の片づけ |
| 作業時間 | 5時間 |
| 作業人数 | 3名 |
| 作業料金 | ― |
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解体 ペット臭 ゴミ屋敷清掃 消毒・消臭
猫ゴミ部屋・猫のおしっこ臭事例まとめ編㉞
賃貸マンションの一室でネコを飼ってしまい、部屋を著しく汚損してしまった案件。
一件は「ペット可」、もう一件は「ペット不可」の部屋。
「ペット不可」の部屋で動物を飼うのはもってのほかだけど、「ペット可」の部屋でも“多頭飼い”はタブー。
衛生的にも空間的にも劣悪な環境になりやすく、こんな状況は、人だけの問題ではなく、飼われる側の動物にとってもよくないはず。
一頭一頭・一匹一匹、世話が行き届かないはずで、何よりも、倫理的・道徳的に問題がある。
言うまでもなく、「動物を飼う」と言うことは、単に、「餌だけ与えて命をつないでやっていればいい」ということではない。
できるかぎりの愛情を注いでやり、ペットなりの幸せや楽しみを考えてやる必要がある。
飼主もペットも幸せになれず、挙句の果てに、社会や他人にまで迷惑をかけるような結末をたどってしまうのは非常に残念なこと。
マンションオーナー、近隣住人など、迷惑を被る人が少なくない中、一番の犠牲者は動物達なのかもしれない。解体 特殊清掃 遺品整理 消毒・消臭
孤独死部屋の特殊清掃事例まとめ編㉖
住人が孤独死し、しばらく放置され、その身体の腐敗が進んでしまった案件。
一件は賃貸アパート、もう一件は一軒家だったが、故人が倒れていたところの床材は、二件とも木製フローリング。
これは、畳やカーペットとは違い、特殊清掃によって、表面に付着した遺体発生の不衛生物は、ある程度除去できる。
軽症の場合は、何の痕も残らず、何事もなかったかのようにきれいになることもある。
しかし、多くの場合、多少なりとも、床材自体に体液が浸み込んでいる。
これが、床材に変色シミを発生させ、重症の場合は腐食まで発生させる。
とにもかくにも、軽症だろうが重症だろうが、衛生的・臭気的、そして、精神的な問題は残ってしまう。
したがって、最終的には、床材を貼り換える工事が必要となり、これを避けて通ることはできないのである。ゴミ屋敷清掃
ゴミ部屋・ごみ屋敷事例まとめ編㉗
住人が自宅にゴミを溜めてしまった案件。
一件は賃貸マンションで、根本的な原因は、住人の怠け癖だと思われた。
もう一件は分譲マンションで、老齢と持病による体力の衰えが一因だと思われた。
どちらにしろ、この状況を放っておいていいことはない。
状況は悪化する一方で、その後始末は困難になるばかり
このままにしておくとどうなるか、先が見えているわけだから、どこかのタイミングで片付けるしかない。
とは言え、ゴミを溜めた本人が、そのキッカケをつくるのは難しい。
抗いようがない外からの要因がないと、そう簡単に行動に移せるものではない。
ただ、そういったキッカケが「有る」のと「無い」のでは、その先の明暗が、まったく異なるわけで、大袈裟な言い方になるが、「運命の分かれ道」にもなりかねないのである。









