ヒューマンケアの事例紹介Example
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特殊清掃 消毒・消臭
中高年男性の死亡に伴う原状回復事例66【東京都江戸川区 】
発見現場は、真夏日の続く時期における鉄骨造集合住宅の一室であった。
故人は中高年の男性で、妻とは十数年前に死別しており、以降は単身で生活していた。
依頼者によると、親族との交流は限定的で、定期的な訪問や連絡は行われていなかったそうだ。
発見時、故人は室内の椅子に座った状態で死亡していた。
警察および関係機関による確認の結果、事件性は認められず、死因については自然死と判断された。
死亡推定時期は発見日から約7日前後とされている。
発見までに一定期間を要した要因としては、近隣との接触が少なかったこと、また集合住宅において日常的な生活音が目立ちにくい構造であったことが挙げられる。
依頼者は故人の長女であり、警察による現場検証終了後、賃貸物件の管理会社を通じて当社へ原状回復および特殊清掃の依頼がなされた。
主な要望としては、室内に発生した体液汚れの完全除去、腐敗臭およびそれに起因する近隣への異臭拡散防止、ならびに衛生環境の回復が挙げられた。
現地確認の結果、室温は外気温の影響を強く受けており、換気が行われていない状態が継続していたことから、室内には強い腐敗臭が滞留していた。
故人が着座していた椅子周辺を中心に、体液が床面へ広範囲に浸出しており、フローリング表面のみならず、継ぎ目や下地への浸透も確認された。
また、体液の影響により、椅子本体および周囲の生活用品についても著しい汚染が認められた。
作業にあたっては、近隣住民への配慮を最優先事項とし、作業中の臭気流出を防ぐため、開口部の養生および消臭機器の事前設置を行い、作業時間帯についても管理会社と調整のうえ決定している。
初期対応として、汚染が顕著な椅子および可動可能な家財については、感染症対策を施したうえで撤去した。
続いて、体液が付着・浸透した床面に対し、専用薬剤を用いた除去および分解処理を段階的に実施した。
表面清掃後も臭気の残留が確認されたため、床材の一部解体を行い、下地への処置を追加で実施している。
室内全体については、空間噴霧による消臭・除菌処理を複数回に分けて行い、臭気レベルの低減を確認しながら工程を進めた。
特に真夏日という環境条件下では臭気の再発が生じやすいため、作業完了後も一定時間のオゾン燻蒸および換気を行い、安定した状態を確認した。
最終確認においては、依頼者および管理会社立会いのもと、室内の臭気、汚染残留の有無、共用部への影響がないことを確認し、依頼者からは、「近隣に迷惑が及ぶことを最も心配していたが、丁寧に対応してもらえて本当に良かった」との評価を受けている。
| 作業場所 | 賃貸アパート |
|---|---|
| 依頼内容 | 特殊清掃、消臭消毒 |
| 作業時間 | 延べ3週間 |
| 作業人数 | 延べ6名 |
| 作業料金 | ― |
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孤独死した故人が腐敗した事例まとめ編㉓
孤独死した故人の身体が、もとの型を失うくらいにまで腐敗してしまった案件。
一方は床がカーペット地、もう一方は畳敷き。
ときに、それは厄介な事象を生み出す。
これらは、フローリングやクッションフロアに比べると、液体の浸透性は高く、遺体から発生する不衛生物を吸収しやすい。
また、その汚染は床下に向かって進みやすくもあり、内装材や建具そのものはもちろん、下地までダメにしてしまうことも多い。
したがって、「特殊清掃」と言っても、実際に清掃できるのは表面だけ。
しかも、固形物を取り除くくらいのことで、ほとんどの汚染は残留してしまう。
つまり、「清掃」とは名ばかりで、主たる作業は、「不衛生物の処理」「汚物の除去」ということ。
とは言え、対象は、相当に汚染された物になるわけで、それを建物から分離除去するには、なかなかの労力を要するのである。









