事例紹介

ヒューマンケアの事例紹介Example

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孤独死部屋(非正規労働者)の事故処理事例㊴ 【千葉市若葉区】

故人が倒れていた台所においては半ゴミ部屋。
出向いた現場は、住宅地に建つ築古のアパート。
目的の部屋は一階の一室、間取りは1K+ロフト。
居住していたのは70代の男性。
仕事は非正規の建築関係。
身寄りらしい身寄りはなく、相続人も見当たらなかった。
その男性が、部屋で孤独死。
発見はかなり遅れ、遺体は腐敗。
それなりの汚染異臭が発生していたが、放置されていた期間を勘案すると汚染は軽い方。
しかも、遺体系汚物の多くは、布団やカーペットが吸収。
その下にある床の汚れは軽症で済んでいた。

依頼主はアパートの管理会社。

賃貸借契約の連帯保証人は特定の個人ではなく保証会社。

いわゆる“孤独死保険”には加入しておらず、故人の後始末にかかる費用の多くは大家が負担せざるを得ない状況。

少しでも負担を軽減したい大家は、管理会社に故人の親族を探すよう依頼。

それを受けた管理会社は、「親族探しの手がかりになるようなモノがあれば分別してほしい」と当方に要請してきた。

 

警察は、親族について一通りの探索をしたよう。

しかし、近しい血縁者を見つけることはできず。

警察が探してみつからない者を管理会社(大家)が探し出せるとはとても思えなかったが、大家からプレッシャーをかけられている担当者が気の毒に思え、当方はできるかぎり協力することに。

それで、遺品を入念にチェック。

単なる貴重品探しとは目的が異なるため、より細かな探索・確認を心掛けた。

 

書類等は色々と出てきたが、ほとんど負債系のもの。

故人は、亡くなる少し前に入院治療していたようで、その費用の支払いを滞らせているようでもあった。

色々な書類の中には病院からの督促状・分割払い誓約書・支払い計画書があった。

経済的に困窮し、身体的にも疲弊していることが伺えた。

生活保護受給の要件は満たしているように思われたが、故人なりのポリシーがあったのが、相談や受給の形跡はなかった。

 

そんな中に一つの菓子箱があった。

開けてみると、幼い字で書かれた何通かの手紙やハガキが入っていた。

それらは故人の娘から送られてきたもののようで、多くは、お年玉や誕生日プレゼントに対する礼を短くしたためたものだった。

ただ、日付を見ると、約三十年も前のもので、肉親捜しの手がかりになるとは思えず。

しかし、それらは、故人に妻子がいたことを示すものなので、管理会社に引き渡した。

 

特殊清掃・遺品整理・消臭消毒、一連の作業は難なく進行。

その後の原状回復に向かう道筋をつくることができた。

また、過去における故人の肉親の存在も明かすことができ、管理会社の大家に対する面目を保つこともできた。

ただ、結局のところ、親族が現れる可能性は低く、仮に現れたとしても相続放棄すればそれで終わる。

それも、不動産運用の一大リスクとして、大家が呑み込むしかないことだった。

 

→※詳しい話は特殊清掃 戦う男たち(再会)

作業場所賃貸木造アパート(1K)
依頼内容特殊清掃 遺品整理 消臭消毒
作業時間3週間
作業人数4名(延べ人数)
作業料金150,000円(税抜き)不要物処理費別途

             

 

 

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