ヒューマンケアの事例紹介Example
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特殊清掃 消毒・消臭
一戸建て住宅における特殊清掃および家財撤去事例79 【東京都葛飾区】
蝉の鳴き声が最も盛んになる夏季、都心部にある築年数の経過した一戸建て住宅にお住まいの女性から、室内清掃および家財撤去に関する問い合わせがあった。
内容は、同居していた親族が自室で亡くなっていたことに伴う特殊清掃の依頼である。故人は年金生活を送っていた60代の男性で、依頼者はその実姉にあたる。同じ住宅内で生活していたが、2週間ほど姿を見かけなかったため不審に思い、和室を確認したところ、布団の上で亡くなっている状態を発見したとのことだった。
警察および関係機関による確認を経て、死後推定日数は約10日とされている。同居していたにもかかわらず、腐敗が進行するまで発見に至らなかった点について疑問を持たれることもあるが、生活時間帯や居住空間の使い方は各家庭によって異なるため、当社ではその事情について深く立ち入ることはしていない。
現場となったのは一戸建て住宅内の一室である和室で、畳敷きの部屋に布団を敷いた状態で故人は亡くなっていた。体液の染み出しが確認され、布団および畳には明確な汚染が見られたほか、気温と湿度の影響もあり、室内には強い腐敗臭がこもっている状況であった。部屋に置かれていた家具や家財は、日常生活に必要最低限のものが中心であったが、臭気が室内全体に付着しており、遺品の選別や保管を行うよりも、撤去を優先する対応が望ましいと判断された。
依頼内容は、汚染された布団の撤去および処分、体液が浸透した畳の撤去、当該和室内にある家具家財一式の撤去、ならびに簡易的な消臭・消毒作業である。ご遺族の意向により、貴重品探索や形見分け、詳細な遺品整理は行わず、必要最低限の特殊清掃と家財処分に限定した作業となった。
作業当日は、近隣住民への影響を考慮し、搬出経路や作業時間帯に配慮したうえで実施している。まず、汚染源となっている布団を密閉梱包し、感染症対策を講じた状態で搬出した。その後、畳を一枚ずつ撤去し、床下への汚染や腐食がないことを確認したうえで処分を行った。
家具家財については、臭気の付着が強いものを中心にすべて撤去対象とし、現地にて分別を行った後、搬出・処分を実施した。すべての撤去作業完了後、室内全体に対して簡易的な消臭および消毒作業を行い、作業を終了している。
今回のケースでは、原状回復工事やオゾン脱臭などの本格的な消臭作業は行わず、今後リフォームや解体など次の工程へ進むための前段階としての対応である。作業完了後、室内にこもっていた強い腐敗臭は大幅に軽減され、立ち入りが可能な状態となった。
都心部の一戸建て住宅における孤独死や突然死の事例は年々増加しており、親族と同居している場合であっても、生活リズムや居住空間の違いから発見が遅れるケースは珍しくない。当社では、特殊清掃や遺品整理の現場において、ご遺族の事情や心情に過度に踏み込むことなく、求められている作業を事務的かつ確実に進めることを重視している。本事例のように、限定的な清掃や一部撤去のみといったご依頼にも柔軟に対応しており、状況に応じた最適な作業内容を提案している。
| 作業場所 | 一戸建て |
|---|---|
| 依頼内容 | 特殊清掃、消臭消毒 |
| 作業時間 | 3時間 |
| 作業人数 | 2名 |
| 作業料金 | ― |
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孤独死部屋の処理事例まとめ編⑰
孤独死が発生したが、その汚染が軽症だった案件。
気温や湿度に大きく影響されるけど、原則として、発見が早ければ早いほど、遺体による汚染は軽く済む。
もちろん、寒冷低湿の冬場でも、エアコンやホットカーペットなどの暖房器具によって、遺体が深刻なまでに傷んでしまうこともあるが。
本件は二件とも冬場の出来事で、暖房も動いておらず、汚染は軽症でおさまっていた。
ということは、建物に対する損害も抑えられ、特殊清掃・消臭消毒の作業も、それほどハードなものは必要ないということ。
「孤独死」という、起こった出来事は残念なことだったかもしれなかったが、大家の負担も遺族の負担も、比較的、軽く済んだ。
こういうことが起こると、関わる人は心の余裕をなくしがちだが、本件では、遺族も大家も、故人の死を悼む気持ちが持てたようで、心に平安を感じるものがあった。特殊清掃 消毒・消臭
ユニットバス内で死後推定3日 特殊清掃事例78 【東京都葛飾区】
駅近に立地する単身者用マンションの一室にて、特殊清掃および腐敗臭除去作業のご依頼を受けた事例である。
相談者は故人の父親であり、室内で亡くなられた20歳代女性の居室について、浴室の清掃および室内に充満した遺体臭への対応を希望されていた。
死後推定は約3日で、季節は日中と夜間の気温差が大きく、夜間には氷点下となる時期であった。
発見後すぐに原状回復や清掃作業が行われなかったため、現場は一定期間放置された状態となり、室内全体に腐敗由来の臭気が強く残存していた。
依頼者からは、遺品整理および残置物の撤去については、時間がかかっても家族自身で行いたいという明確な意向が示されていた。
そのため当社では、遺品整理には介入せず、ユニットバス交換工事に入るために必要な浴室内の特殊清掃と、室内に広がった腐敗臭の低減を主な作業内容として対応することとした。特殊清掃 消毒・消臭
和式便所 洋式トイレの特殊清掃事例まとめ編㉜
住人がトイレで孤独死し、発見が遅れてしまった案件。
一件は、昨今では見かけることがなくなった、一時代も二時代も前の古い和式便所。
数々の現場を処理し、凄惨な光景には慣れているはずの当方でも驚くくらい深刻な状況。
もう一件は、一般的な洋式トイレ。
目立つ汚染はあったが、それほど深刻な状態ではなし。
一口に「孤独死」と言っても「体調急変による急死」とは限らない。
身体が徐々に衰えていき、意識が徐々に薄れていき、眠るように亡くなる人もいるはず。
ただ、そういった人の多くは、布団やベッドに横たわっているだろう。
しかし、本件のように、トイレで亡くなる事例は、本当に「急死」だったことが伺える。
何の対処もできず逝ってしまったことを考えると、「急なことで気の毒」と同情もできるが、「長患いなく、ポックリ逝けてよかったのかも・・・」と受け止めることもでき、その心境は複雑なものになるのである。









