事例紹介

ヒューマンケアの事例紹介Example

依頼者不在の案件・依頼者了承を得た案件のみ掲載をしています

老朽家屋で孤独死 特殊清掃事例54 【横浜市南区】

中年とおぼしき男性から特殊清掃の相談が入った。
「一人暮らしをしていた父が孤独死」
「発見が遅れて汚れと異臭がある」
「三社から見積をとるつもりだが、それでも構わないか?」
というものだった。
特殊清掃業の草創期、専門業者は当社を含めて二社。
しかも、ネット検索で出てくるのは当社のみ。
「相見積」なんて、まったくない時代があった。
しかし、今は、専門性やクオリティーは別にしても、ネットで出てくる業者は数えきれず。
「相見積」は、ほぼ当り前になっている。

したがって、「相見積」は調査見積を断る理由にはならない。

そうは言っても、お互いやりにくいので、他社と重なるのは避けたい。

で、「できたら、同じ日時に他社と重ならないよう配慮してほしい」と伝えた。

言われるまでもなく、その機微は依頼者もわかるようで、「もちろん」と応じてくれた。

そうして、当方は、依頼者が第一希望とする日時に現地調査に出向くことを約束した。

 

訪れた現場は、かなりの老朽家屋。

そこで暮らしていた老齢の男性が孤独死。

場所は、一階の台所で、相応の汚染と異臭が発生していた。

ただ、古い建物で次に住む人もいないため、「清掃消臭は程々でいい」とのこと。

少々我慢すれば遺品整理ができるくらいになればよく、余計な費用はかけたくないようだった。

 

男性は、相続について迷いがあった。

遺産らしい遺産は、この家と多少の預貯金のみ。

ただ、老朽家屋であるうえ急峻な傾斜地に建っており、建築基準法の接道義務も果たしておらず、原則として、建替えは不可能。

また、残置された家財の量も多く、その処理には膨大な費用を要することは明白。

しかも、今回の件で“事故物件”となり、諸々の状況は不動産の価値を底なしに下げていた。

 

それでも、男性は、相続放棄を簡単に決断できず。

相続を放棄すると、この家は放置され、どんどん荒れて朽ちていき、廃墟・廃屋になるはず。

そうなると、近隣や行政に迷惑がかかる。

故人や亡き母親に対する義理も立たない。

「どうしたものか・・・」と頭を抱えていた、

 

道義を捨てない男性の姿勢には大いに賛同したが、それで男性自身が潰れてしまっては元も子もない。

「この土地にどれくらいの価値があるのか調べた方がいい」

「家財の処分費用や家屋の解体費用も」

「その上で、自身に無理がないような選択をしては?」

豊富な経験と 関連する国家資格をいくつか持っている当方は、そうアドバイスした。

 

特殊清掃には関係のないことを色々と話していくうちに、お互い、気心が知れた感じになってきた。

男性は、「だいたいいくらくらいになります?」と訊いてきたので、「〇万円くらいになると思います」と返答。

すると、「そのくらいで済むなら頼んじゃおうかな」と意外な応えが返ってきた。

当方は、急遽、後日にメール提出するつもりだった見積書を手書きで作成。

それを見せながら、作業内容や費用の内訳を説明した。

 

「他社から見積をとったところで金額に大きな差はでないだろう」と踏んだのか、それとも、当方の対応に厚情を感じてくれたのか、結局、男性は特殊清掃を当方に発注。

後日に予定されていた他社の調査見積はキャンセルとなった。

そして、そのまま特殊清掃を施工。

作業後、「見積も作業もスピーディーにやってもらえて助かりました」「頼んでよかった」と、満足してもらえたのだった。

 

→※詳しい話は「特殊清掃 戦う男たち(天秤)

作業場所老朽一戸建て
依頼内容特殊清掃 消臭
作業時間5時間
作業人数1名
作業料金

                       

 

孤独死部屋の原状回復でお悩みの方はヒューマンケアへ

横浜市南区周辺の対応地域

中区、西区、保土ケ谷区、港南区、磯子区、戸塚区

ヒューマンケアの事例紹介Example

ご相談、お見積りは無料です

0120-74-4949

年中無休365日 24時間電話対応 見積無料

全国対応 秘密厳守 スピード対応
どんな現場もお任せください!他の清掃会社様で断られた案件もご相談ください。秘密厳守・個人情報厳守ではじめから終わりまで、一貫して進めてまいります。一人で悩む前にまずはご相談を!