ヒューマンケアの事例紹介Example
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解体 特殊清掃 遺品整理 消毒・消臭
高齢単身者の孤独死部屋の処理事例84【東京都渋谷区】
夏の終わり頃、自己所有マンションの一室において発生した事案である。
故人は80歳代の女性で、配偶者および子はなく、年金を主な収入源として単身で生活されていた。
発見の経緯は、遠方に居住する甥御様(40歳代)によるもので、一定期間連絡が取れないことを不審に思い、管理会社を通じて室内確認に至った。
室内は施錠された状態で、荒らされた形跡はなかった。
故人は居室の敷き込みカーペット上に倒れた状態で発見され、死後推定時間は約一週間と判断された。
発見時は晩夏であり、室内は高温多湿の環境であったことから、体液の流出および腐敗の進行が確認された。
倒れていた位置には体液痕が明確に残存しており、カーペット表面のみならず、下地のモルタル層にまで浸透している状況であった。
依頼内容は、特殊清掃および消臭作業の実施であり、遺品整理についてはご遺族自ら行いたいとの意向であった。まず初動として、体液が付着・浸透したカーペットは全面撤去とし、汚染範囲を目視および測定により特定したうえで、下地モルタルの表層を削り取り、汚染物質の除去を実施した。
その後、専用薬剤による除菌・消毒作業を複数回実施し、臭気の発生源となる有機物の分解処理を行い、加えて、室内全体に対してオゾン燻蒸による脱臭工程を実施し、臭気の低減を図った。作業は段階的に確認を行いながら進め、臭気測定および嗅覚確認により、日常生活に支障のない水準まで改善したことを確認した。最終的に、原状回復工事を前提とした下地処理の完了状態でご遺族へ引き渡しを行った。
作業完了後、甥御様より、涼しくなる時期を目途に遺品整理を行う予定である旨の申し出があった。特殊清掃後の室内は衛生的に保たれていたが、精神的負担を考慮し、時期を改めての整理を選択されたものである。数か月後、遺族による遺品整理が完了したとの連絡を受け、室内に残された大型家具・家電製品および生活雑貨等の残置物処理について、あらためてご依頼をいただいた。
再訪時、室内は概ね整理されており、貴重品および思い出の品はすでに搬出済みであった。残置物は、経年使用に伴う劣化や臭気残存の懸念から再利用が困難な物が中心であり、分別のうえ搬出作業を行った。大型家具は解体後に搬出し、家電製品についてはリサイクル法に基づき適正処理を手配した。作業中は共用部の養生を徹底し、近隣住戸への影響を最小限に抑えるよう配慮した。
本件は、身寄りの少ない高齢単身世帯における孤立の一例であり、発見まで一定期間を要したことから、汚染範囲が広範に及んだ事案であった。特に、敷き込みカーペット構造の居室では、表面上の清掃のみでは不十分であり、下地までの浸透を前提とした処置が不可欠である。適切な撤去および除菌・脱臭工程を実施することで、物理的・衛生的な問題を解消し、その後の遺品整理や原状回復作業へ円滑に移行することが可能となる。
また、ご遺族が自ら遺品整理を行う場合には、事前に衛生環境を整備しておくことが重要である。本件では、特殊清掃を先行実施したことにより、ご遺族の心理的・身体的負担の軽減につながったと考えられる。さらに、時期を分けて残置物処理を行うことで、整理作業に十分な時間を確保し、気持ちの整理と実務的対応を段階的に進めることができた。
当社では、発見状況や建物構造、季節要因等を総合的に判断し、最適な作業工程を提案している。孤独死事案においては、単なる清掃にとどまらず、消臭・除菌・解体・廃棄物処理まで一貫した対応が求められる。関係者との連携を図りながら、安全管理を徹底し、段階的に作業を完了した。
最終的に、室内は残置物のない状態となり、次工程である内装工事へ引き渡し可能な状況となった。
| 作業場所 | 自己所有マンション |
|---|---|
| 依頼内容 | 特殊清掃、消臭消毒、解体工事、残置物処理 |
| 作業時間 | 延べ2カ月 |
| 作業人数 | 延べ7名 |
| 作業料金 | ― |
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特殊清掃 消毒・消臭
浴室の特殊清掃事例まとめ編③
孤独死の後、重度に遺体が腐敗してしまった案件。
住居には、生活の用途に合わせて、色々なスペースや設備がある。
そして、一口に「孤独死」と言っても、皆が、寝室のベッドや布団に横になって亡くなったり、居間などの居室で亡くなったりするわけではない。
玄関で亡くなる人、廊下で倒れる人、台所で見つかる人、現実には、様々なケースがある。
そして、風呂で亡くなる人もおり、これも、決して珍しいケースではない。
冬場、高齢者の浴室での事故もその一つ。
体調が急変し、自分ではどうしようもできなくなるわけだから、仕方がない。
とはいえ、寝室や居間と比べると、発見されにくい場所でもあるため、遺体の腐敗損傷も激しくなる傾向にあり、また、浴槽設備の汚染もともなうため、特殊清掃の難易度も高くなるのである。解体 特殊清掃 遺品整理 消毒・消臭 害虫駆除
トイレで孤独死 特殊清掃事例94【神奈川県川崎市麻生区】
深夜帯に、トイレ清掃に関する問い合わせの電話を受電した。
依頼内容の詳細については、現地での見積時に説明するとのことであった。
当社への清掃依頼は、全体の約9割が通常のハウスクリーニングでは対応困難な特殊案件であり、本件もその一例であると判断し、翌日以降の現地確認を案内した。
依頼者は20歳代の女性であり、対象物件はその父親が単身で居住していた賃貸マンションである。
間取りは2DK。父親は50歳代で室内にて死亡しており、発見までに約7日間を要しているとの申告があった。
依頼者と故人は生前疎遠な関係であったが、当該物件の賃貸契約において依頼者が連帯保証人となっているため、原状回復に関する対応を行う必要が生じたとのことである。解体 内装工事 特殊清掃 遺品整理 消毒・消臭
腐敗体液の特殊清掃事例まとめ編㉕
住人が孤独死し、長い期間に渡って放置されてしまった案件。
故人が倒れていたところの床材は、二件ともクッションフロア。
これは、通称「CF」と呼ばれ、厚手のビニールクロスのようなもの。
耐水性・防水性に優れており、表面に切れ目やキズがあれば、そこから水分は浸透してしまうが、無キズであれば、原則として水分が浸み込むことはない。
したがって、住居用の一般家屋等においては、トイレ・洗面所・脱衣場・洗濯機置場など、水気が多い床に貼られる。
また、近年では、居室のフローリングの代替品として使える高品質のものもあり、比較的、安価で工事もしやすく、内装をつくる材料としては重宝されている。
しかし、こういったことが起こると、汚染は横に広がりやすく、汚染面積が大きくなってしまい、壁際など、思わぬところにまで汚染が広がることもあるのである。








