ヒューマンケアの事例紹介Example
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特殊清掃・原状回復作業事例61 【東京都江東区 】
本件は、年末の時期に発生した孤独死案件に伴う室内環境改善および原状回復作業の事例である。
物件は築年数の経過した木造アパートで、管理会社より依頼を受け、現場対応を行った。
居住者は初老の男性で、生活保護を受給していた。
室内にて単身生活を送っており、近隣との日常的な交流は限定的であったと管理会社より聞き取りを行っている。
発見時点で、死亡から相当期間が経過しており、死後経過期間は推定で約二カ月と判断された。
遺体の搬出自体はすでに完了していたが、諸手続きの関係上、当社が現場の処理に着手したのは、搬出からさらに一カ月以上が経過した後であった。
現場は和室で、寝具上で亡くなっていた。
長期間にわたり室内が未処理の状態であったため、室内には強い腐敗臭および滞留臭が発生しており、近隣住戸への影響も懸念される状況であった。
特に臭気については、一般的な清掃や換気では解消が困難なレベルであり、専門的な消臭工程が必要と判断した。
室内確認の結果、寝具および畳には著しい汚染が認められ、汚染は畳表面にとどまらず、畳床およびその下地材にまで及んでいた。
木造構造であることから、臭気成分が建材内部に吸着・浸透している可能性が高く、表面的な撤去のみでは再発のリスクがあると判断した。
一方で、依頼主である管理会社からは、「原状回復工事は必要最低限にとどめたい」との明確な要望があったため、コストおよび工期の両面を考慮し、施工範囲と手法について事前協議を行った。
作業はまず、汚染が確認された寝具、畳、周辺の可動物を撤去・廃棄する工程から開始した。廃棄物については、関連法令および自治体の規定に従い、適切な分別・処理を実施している。
その後、床下地の状態を確認し、部分的に汚染が及んでいる箇所については、必要最小限の範囲で表面処理および清拭作業を行った。
臭気対策については、本案件における最重要工程と位置づけ、複数段階で実施した。初期段階では、専用薬剤を用いた拭き上げおよび噴霧処理を行い、臭気の原因物質の分解を図った。
その後、室内を密閉した状態での機械式消臭処理を複数回実施し、空間全体および建材内部に残留する臭気成分の低減を試みた。
作業中および工程完了後には、臭気レベルの確認を行い、管理会社にも現地立ち会いのもとで状況を確認いただいている。
原状回復については、畳の新調および最低限の内装調整にとどめ、大規模な解体や構造部への介入は行っていない。
木部についても、交換ではなく、清掃・処理・消臭を中心とした対応とすることで、コストを抑えつつ再使用可能な状態を確保した。
最終的には、通常の居室利用に支障がないレベルまで環境を改善できたと判断している。
| 作業場所 | 木造アパート |
|---|---|
| 依頼内容 | 特殊清掃、消臭消毒 |
| 作業時間 | 延べ3週間 |
| 作業人数 | 延べ6名 |
| 作業料金 | ― |

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賃貸物件での孤独死事例まとめ編⑭
賃貸物件で部屋の住人が孤独死し、重度の汚染が発生してしまった案件。
本来、「死」のタイミングに良し悪しはないもの。
場所もそう。
しかし、孤独死の場合は、そう言いきれない事象がある。
真夏を筆頭に、高温多湿の季節は、遺体は傷みやすく、その分、汚染も重症化しやすい。
逆に、真冬を筆頭に、低温低湿の季節は、遺体は傷みにくく、それだけ、汚染は軽症で済むことが少なくない。
場所も、玄関、台所、風呂、トイレ、居室等々、狭い部屋にも色々あり、どこでだって起こり得る。
また、床もフローリング・カーペット・畳の違いがあり、ベッドや布団の上かどうかでも、その後の作業は変わってくる。
ちなみに、「押入」とか「ベランダ」という事例には遭遇したことがない。
とにもかくにも、重症汚染の場合は、作業は、それだけハードなものになるのである。特殊清掃 遺品整理 消毒・消臭
孤独死した遺体が腐敗してしまった事例まとめ編㉚
住人が孤独死し、その遺体が重度に腐敗してしまった案件。
動物でも植物でも、命を失ったものが物理的に朽ち果てていくのは自然の理。
それは、ウジやハエ等の虫をはじめ、細菌やバクテリア等の微生物、つまり、“新たに生まれた命”による業。
その環境があれば、人間の肉体も、“彼ら”の手を借りて土に還ることができるのだが、わが国の葬法は火葬が主体であるから、現実には、難しいところがある。
ましてや、孤独死の後の腐乱となると、厳粛に火葬することすらままならないことが多い。
人が死ぬことも、その肉体が朽ちていくことも、自然の摂理であり、自然の現象なのだが、それを冷静に受け入れることができないのも、また人。
ただ、生まれること、生きること、死ぬこと、すべて“生命の営み”なのだから、現場の凄惨さばかりに心を奪われることなく、人の人生を大切に想うようにしていきたいものである。








