ヒューマンケアの事例紹介Example
依頼者不在の案件・依頼者了承を得た案件のみ掲載をしています
発見の経緯
死亡から約10日程度が経過した後、隣室の居住者が異臭に気付き、管理者を通じて発覚した。
発見時期は夏季であり、いわゆるセミが合唱する時期であったため、室内温度および湿度は高く、腐敗の進行が早い状況であった。
現場状況
室内には大きな家財は少なく、生活必需品のみが置かれていた。
遺体は畳の上で発見され、体液は畳および畳床に吸収されていた。フローリング等と比較すると、畳が体液を吸収していたことにより、床下への直接的な浸透は限定的であったが、その反面、強い臭気が室内に残留していた。
害虫の発生も確認され、特にハエおよびウジの発生が見られた。
共用部分への臭気の拡散も一部確認されたため、専有部分のみならず、玄関周辺についても簡易的な消臭対応が必要な状況であった。
ご依頼内容
依頼主は当該物件の大家であり、相続人等からの依頼ではなかった。
依頼時点で、今後この部屋を再度人に貸す予定はなく、将来的には建物全体の取り壊し、もしくは用途変更を検討しているとのことであった。
そのため、原状回復や美観の回復よりも、
・近隣への臭気の影響を抑えること
・最低限の衛生状態を確保すること
を目的とした作業を希望されていた。
依頼主からは
「もう人には貸さないので、とにかく安くしてほしい」
という明確な要望があり、作業範囲および方法についてはコストを抑える前提での提案が求められた。
作業内容
現地確認後、以下の作業内容を選定した。
・汚染された畳の撤去および廃棄
・畳下の簡易清掃および消毒処理
・体液付着箇所の拭き取りおよび薬剤処理
・害虫駆除作業
・室内全体の簡易消臭作業
床下構造部材については、目視および臭気確認の結果、交換や大規模な解体を行わず、薬剤処理のみで対応可能と判断した。
また、壁紙や天井材についても、著しい汚染が見られなかったため、撤去・張替え等は行っていない。
作業後の状況
作業完了後、室内に滞留していた強い腐敗臭は大幅に軽減された。
完全な無臭状態ではないものの、共用部分や隣室への臭気の影響は解消され、管理上問題のないレベルまで改善された。
畳を撤去したことで床面は下地が露出した状態であるが、依頼主の意向により、仮復旧や新設は行っていない。
依頼主の反応
作業完了後、依頼主は現場を確認し、以下のような反応を示された。
・「ここまでやってもらえれば十分です」
・「臭いが外に漏れないだけで助かる」
・「費用を抑えてもらえたのが一番ありがたい」
大家としての管理責任を最低限果たすことが目的であり、それ以上の対応は求めていない様子であった。
再利用を前提としない物件における特殊清掃の一例である。
すべての現場において原状回復や完全消臭が最適解となるわけではなく、物件の今後の利用計画や依頼主の意向を踏まえた柔軟な対応が求められる。
当社では、必要な作業と不要な作業を明確に切り分け、依頼主の負担を抑えた現実的な提案を行っている。
| 作業場所 | 古い木造アパート |
|---|---|
| 依頼内容 | 特殊清掃、簡易消臭 |
| 作業時間 | 6時間 |
| 作業人数 | 2名 |
| 作業料金 | ― |

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特殊清掃 遺品整理 消毒・消臭 害虫駆除
重度に腐敗した孤独死事例まとめ編㉑
寝室で住人が亡くなり、その後、重度に腐敗した状態で発見された案件。
体調を崩して休んでいたのだろうか、それとも、就寝中の急変だろうか、一方は洋室のベッドで、もう一方は和室の布団。
もともと、人体には、相当量の水分が含まれている。
また、本来は、固体である肉も、腐敗分解が進むと液化してくる。
最終的に残るのは、骨・歯・髪・爪といったものくらい。
つまり、「人体からは、かなりの量の液体が発生する」ということ。
それを、始めに、ベッドマットや布団が受け止めるのだが、それも限界がある。
ベッドの下の床や、布団の下の畳まで到達することも珍しくなく、故人の身体の大きさからは想像できないくらい、はるかに広く、はるかに深く汚染してしまう。
また、汚染や異臭ばかりでなく、そこから発生する害虫も、それと同じくらい侮れない存在になる場合があるのである。消毒・消臭
ノロウイルスと衛生消毒事例まとめ編⑦
現場の事情はまったく異なるが、それぞれの現地状況と依頼者の要望に合わせて消毒を施工した案件。
世の中には「きれい好き」な人もいれば、その類のことは、あまり気にしない人もいる。
衛生感覚については、個人の感性や性質によるところが大きく、「衛生的or不衛生」「きれいor汚い」の判断基準は、個々人でかなり異なる。
したがって、その差があまりの大きい場合は、トラブルの原因になったりもする。
一見、些細なことのようにも思えるが、場合によっては、人間関係にも影響する大事にも発展しかねない。
また一方、コロナウイルスが世界を席巻して久しいが、その陰で、インフルエンザや大腸菌などが世間を騒がせることもある。
冬場に流行しやすい「ノロウイルス」もその一つ。
感染力が強いうえ症状も重く、発生すると、新型コロナウイルスにも引けを取らないくらい厄介なもの。
二案件のどちらとも、甘く考えていると、とんだシッペ返しを喰うことになるのである。内装工事 解体 特殊清掃 ゴミ屋敷清掃 消毒・消臭 害虫駆除
孤独死現場の特殊清掃事例まとめ編⑧
部屋の住人が孤独死し、その遺体が深刻な状態にまで腐敗してしまった案件。
「考える葦」である人間の身体といえども、「動物の肉」であることには違いない。
ということは、その本体が命を失い、それを構成する細胞が死滅してしまうと、当然、その肉も傷み腐ってくる。
ただ、そこが自然の中、つまり、虫や動物、草木や土のある環境であれば、分解されたその肉体は、虫・植物・微生物などの営みによって、徐々に自然(土壌)に還っていく。
しかし、そこが、家屋等の人工構造物である場合、状況はまったく異なる。
遺体は、腐敗・分解されていくものの、還るところがない。
内装建材・建物設備には、それを受け入れて消化する能力はなく、凄惨なカタチで残留するのみ。
結果、事態の収拾にあたっては、内装建材にまで手を入れなければならないケースが多いのである。








