ヒューマンケアの事例紹介Example
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解体 消毒・消臭
同業他社施工後の再調査事例91【東京都武蔵野市】
管理会社からの依頼により対応した消臭作業の事例である。
対象物件は賃貸アパートの一室であり、既に同業他社により特殊清掃、遺品整理および残置物の撤去が実施されている状態であった。
遺体の発見時期については、死後およそ1カ月が経過していたと推定されている。
依頼内容は「室内に残留する臭気の除去」であり、既存業者による初期対応後も臭気が完全に除去されていないことから、追加対応として消臭作業の実施を求められたものである。
まず現地調査を実施し、室内全体の状況確認および臭気の発生源の特定を行った。
その結果、室内には腐敗に起因する臭気が明確に残留しており、特に床面付近において臭気が強く検知された。
また、フローリング表面には肉眼でも確認可能な汚れおよびシミが残存しており、既存の清掃では完全に除去されていない状態であった。
臭気の性質および強度から、表層的な消臭処理のみでは十分な効果が得られない可能性が高いと判断した。そのため、臭気の原因が建材内部に浸透している可能性を考慮し、より詳細な確認が必要と判断した。
上記調査結果を管理会社へ報告し、対応方針について協議を行った。その結果、フローリングの一部を解体し、下地の状況を確認することについて了承を得た。
解体作業を実施したところ、フローリング材の裏面および下地部分にまで体液由来とみられる汚染が浸透していることが確認された。特に合板および下地材においては、変色および臭気の付着が顕著であり、表面清掃では除去できないレベルであった。これにより、臭気の主因は建材内部に残留している汚染物質であると特定された。
当該状況を踏まえ、消臭作業の実効性を確保するためには、汚染範囲の除去および下地処理が不可欠であると判断した。単純な薬剤噴霧やオゾン処理のみでは一時的な軽減にとどまり、再発の可能性が高いためである。
汚染が確認された範囲のフローリングおよび下地材の撤去を実施し、露出した構造部に対して洗浄および除菌処理を行った。その後、専用薬剤による消臭処理を複数回に分けて実施し、臭気成分の分解および中和を図った。また、換気および乾燥工程を併用し、臭気の再拡散防止と環境の安定化を行った。
作業完了後には再度室内全体の臭気測定および嗅覚による確認を実施し、日常生活に支障のないレベルまで臭気が低減していることを確認した。最終的に管理会社へ作業報告を行い、現状復旧工程へ引き渡しを行った。
本件のように、死後経過期間が長い現場では、汚染が建材内部にまで及んでいるケースが多く見受けられる。そのため、既に特殊清掃が実施されている場合であっても、臭気が残留している場合には原因の再調査が重要となる。特に床材や壁材の内部に浸透した汚染は表面的な処理では対応が困難であり、状況に応じた解体および下地処理を含めた対応が必要となる。
当社では、現地調査に基づき臭気の発生源を的確に特定し、必要な範囲での解体・除去を含めた総合的な消臭対策を実施している。
| 作業場所 | 賃貸アパート |
|---|---|
| 依頼内容 | 消毒作業、汚染個所解体 |
| 作業時間 | 延べ3週間 |
| 作業人数 | 延べ5名 |
| 作業料金 | ― |
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特殊清掃 遺品整理 消毒・消臭
孤独死した室内の特殊清掃事例まとめ編㉛
住人が孤独死し、発見が遅れ、その遺体が深刻な状態になってしまった案件。
二件とも、自己所有の一戸建で、亡くなった場所は和室。
当然、敷かれていた畳は酷く汚染され腐食。
著しい悪臭と害虫も発生し、そのままでは遺族も立ち入れないレベル。
しかしながら、それは、故人が意図したことではなく、もちろん、悪意もない。
ある種の不可抗力、抗いようのない自然現象。
また、我が身を顧みると、“老い”も“死”も他人事ではない。
凄惨な現場につき作業も過酷なものになるため、頭も身体もそっちへもって行かれやすい。
しかし、そればかりに気をとられてはいけないように思う。
アカの他人であり、ただの業者であるわけだから、遺族と同じように、その死を悼むことはできないけど、少しでも、その死を厳粛に受け止める心を持ち続けていくことが大切なのではないかと思うのである。特殊清掃 消毒・消臭
公営住宅における高齢者孤独死 特殊清掃事例80 【神奈川県横浜市西区】
都心部に所在する公営住宅において実施したトイレ内の特殊清掃および消毒作業に関するものである。
故人は要介護認定を受けていた80歳代の女性で、年金を主な収入源とする一人暮らしの高齢者であった。
居住していた住戸は公営住宅であり、日常生活は可能であったものの、身体機能の低下が見られる状況であった。
事故は夜間に発生した。故人が就寝中、トイレに行こうとした際に転倒し、そのまま亡くなったものと推測されている。転倒時に出血を伴い、床面には血液および体液による汚染が生じていた。発見されたのは死後約5日後であり、関係機関の通報を受けて状況が判明した。









