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一人暮らしの孤独死 特殊清掃事例56 【千葉県佐倉市 】

郊外の古い分譲マンションで孤独死が発生。
亡くなったのは、そこで一人暮らしをしていた70代の男性。
近所付き合いはなく、姿が見えなくなっても誰も気づかず。
暑い時季でもあり、遺体は深刻なレベルにまで腐敗。
玄関から漏れ出る異臭によって、やっと発見されたのだった。
警察の手によって遺体は搬出されたものの、回収不能の遺体腐敗物や汚染はそのまま。
異臭の外部漏洩は止まらず。

被害に遭っている近隣住人は、管理会社に続々とクレームを入れた。

管理会社は、故人の血縁者について警察に問い合わせ。

血縁者がいることを知り、早速、連絡を入れた。

 

故人には妻子がなく、近しい血縁者は姉のみ。

法律上は、その姉が相続人。

しかし、姉の家はかなり遠方で、故人とは何十年も疎遠な関係。

故人の訃報は寝耳に水。

遺産の相続は降って涌いたような話だった。

 

「遺産相続」といっても ぬか喜びはできない。

財産があればいいのだが、負債や借金がないとも限らない。

相続の意思表示は、死を知ってから三カ月が期限。

焦る必要はなく、よくよく調べてから決めることが肝要。

姉は、希薄な関係だった故人の資産状況を知る由もなく、相続すべきか放棄すべきか決めかねて悩んでいた。

 

そういう事情があって、姉は、管理会社からの要請に対し二の足を踏んでいた。

一方、異臭漏洩という実害がでているマンション側は、一刻の猶予もならない状況。

姉に何度も連絡を入れ、事の重大さを説明。

早急に対処することを強く要請。

結果、姉が現地に来ることになり、当方も、その日時に合わせて出向くことになった。

 

当日、マンションの集会室に集まったのは、姉とその夫、管理会社の担当者、管理組合の役員、そして当方。

「険悪」とまではいかないまでも、重苦しい空気が充満。

そんな中、当方は、他事例にもとづいた一般的な対処法を説明。

また、原則として、特殊清掃は「相続or放棄」に抵触しないことも説明。

すると、重かったその場の空気は、一気に和やかなものになった。

 

遺体痕は3LDKの内のリビングにあった。

かなり凄惨な状況。

腐敗残留物の量も多く、腐敗液だけでなく、頭髪・皮膚・爪、そして小さな骨までも残っていた。

併せて、重異臭も発生。

「外部にまで及ぶのはやむを得ない」と思われるくらいの高濃度だった。

 

後日、特殊清掃を施工。

落ちていた骨も手のひらに拾い集めた。

それは、故人が生まれてから亡くなるまでの七十年余、故人の一部として生きてきた骨。

それをジッと見つめていると、「お疲れ様でした」といった想いが自然と込み上げてきた。

凄惨な現場での過酷な作業であっても、そこは、平和かつ厳かな空気に包まれていたのだった。

 

→※詳しい話は特殊清掃 戦う男たち(しくじり)

作業場所分譲マンション
依頼内容特殊清掃 消臭消毒
作業時間延べ3週間
作業人数延べ人数4名
作業料金

                             

 

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