ヒューマンケアの事例紹介Example
依頼者不在の案件・依頼者了承を得た案件のみ掲載をしています
特殊清掃 消毒・消臭
マンション一室における孤独死現場の清掃事例72【東京都大田区 】
閑静な住宅地に建つ古い分譲マンションの一室において発生した孤独死現場の清掃作業である。
物件は故人が自己所有していたマンションで、単身にて居住していた。
故人は年金暮らしの初老の男性で、日常的に飲酒の習慣があったとみられ、室内には空のパック酒や大量の4リットルサイズの焼酎容器が多数残されていた。
発見時の状況や警察による検視結果から、飲酒後に入浴し、体調に異変を感じて浴室から出た直後に倒れ、そのまま死亡に至ったものと推察されており、死後推定時間は約1週間とされていた。
ご依頼者は九州地方に居住する故人の弟であり、遠方在住のため現地での対応が難しく、当社に清掃作業の依頼がなされた。
物件については、今後リフォームや原状回復を行う予定はなく、現状のまま売却する方針であるとの意向が事前に示されていた。
そのため、本件では内装の修繕や美装を目的とせず、室内に残る汚れおよび臭気の除去を主目的とした作業を行うこととなった。
倒れていたとみられる浴室出入口付近の床面を中心に体液の付着が確認され、それに起因する強い腐敗臭が室内全体に拡散していた。
死後経過日数が約1週間であったことから、床材への体液の浸透や、脱衣所および浴室周辺の汚染、家具や生活用品への臭気付着が見られ、室内には長時間滞留した臭気がこもった状態であった。
建物自体は築年数が経過しており老朽化は見られたものの、構造的な損傷や大きな破壊行為等は確認されなかった。
作業にあたっては、ご依頼者の意向を踏まえ、原状回復を前提としないこと、売却時の内覧に支障となる汚れや臭気を除去すること、必要以上の解体や施工を行わないこと、近隣や建物への影響を最小限に抑えることを基本方針とした。
まず、体液が付着していた箇所および臭気の強い範囲を特定し、作業中の二次汚染を防ぐため養生を行った。
その後、専用薬剤を使用して床面および周辺部に残る体液や汚染物の除去を行い、素材に応じた方法で消毒処理を実施した。
臭気の発生源が床下に及んでいることが確認されたため、必要最小限の範囲に限定して床材の部分撤去を行い、過度な解体は避けた。
また、室内に残されていた空き酒容器や生活ゴミを中心に残置物の整理および分別・搬出を実施した。
清掃後は、室内全体に対して消臭および除菌作業を複数工程に分けて行い、建物の構造や築年数を考慮しつつ、実用的なレベルまで臭気の低減を図った。
作業完了後、室内に滞留していた強い腐敗臭は大幅に軽減され、長時間の滞在には至らないものの、短時間の内覧であれば支障のない状態となった。
原状回復や内装の刷新は行っていないが、売却を前提とした最低限の環境整備としては十分な状態が確保されている。
本件は、遠方に住む親族からの依頼による孤独死後対応の一例であり、原状回復を行わない場合であっても、汚れや臭気を適切に除去することで、物件の次の活用や売却に向けた選択肢を残すことが可能である。
当社では、物件の状況やご遺族の意向に応じ、目的に沿った柔軟な作業対応を行っている。
| 作業場所 | 自己所有マンション |
|---|---|
| 依頼内容 | 特殊清掃、消臭消毒 |
| 作業時間 | 延べ2週間 |
| 作業人数 | 延べ3名 |
| 作業料金 | ― |

体液汚れの清掃はこちらへ
東京都大田区周辺の対応地域
品川区、目黒区、世田谷区、江東区、神奈川県川崎市中原区、川崎市幸区、川崎市川崎区
ヒューマンケアの事例紹介Example
内装工事 ゴミ屋敷清掃
ゴミ部屋の片づけ事例㊹ 【東京都江東区】
訪れた現場は、老朽マンションの一室。
間取りは小さめの3LDK。
居住者は、老年の母親と中年の息子の二人。
依頼者は、別に暮らす母親の娘、男性にとっては姉。
依頼の内容は、ゴミ・不用品の片づけだった。
暮らし始めた当初、ここには父・母・娘・息子の家族四人が生活。
過ぎる年月の中で父親は亡くなり、娘(以後「女性」)は嫁ぎ、残ったのは母と息子の二人だけに。
そして、更に年月が過ぎ、加齢によって母親の家事は滞るようになり、それに息子(以後「男性」)のだらしなさが重なって部屋はゴミ部屋化。
女性にとっては実家でもあり、女性は時々訪問しては、できるかぎりの掃除や片づけをしていた。
が、それで追いつくはずもなく、部屋の状態は深刻化していくばかりだった。特殊清掃 遺品整理 消毒・消臭 害虫駆除
賃貸物件孤独死事例まとめ編⑯
部屋に住人が孤独死し、そのまま時間が経ってしまった案件。
現場は、二件共に賃貸マンション。
人には、それぞれ、自分ではコンロトールしようがない「寿命」というものがある。
また、「死」というものは、本来、時期も場所も選べない。
同じ自宅での孤独死でも、そこが自己所有の家なのか、または賃貸物件なのかによって、その後の事情は変わってくる。
「所有or賃貸」の「メリットorデメリット」は拮抗していると言われているが、孤独死が発生した場合は、賃貸物件の方が、デメリットが大きく現れてくる。
当然、住人側にとって賃貸物件は、制約が大きく、退去期日、原状回復、家賃補償など、こちら側の一存だけで進めることはできず、大きな負担を強いられることも少なくないのである。









